咲いては散り〜三大神社の砂ずりの藤。。。

白谷仁子

2018年04月25日 22:48

咲いては散り、
  散っては咲いて400年。
    三大神社の砂ずりの藤。。。







生い茂る若葉色は、
やわらかな豆の花を春の雨から守るため、
吹き抜ける風をよけるため。
そして夜には葉をすぼめ、
月を恋しがる花達をなぐさめる。








長くて短い人生の中で、
咲いては散り、散っては咲く花「藤の花」。
人も藤のように花を咲かせる事ができるなら、
心を尽くし精一杯に咲かせよう。

その時咲く花が小さくか弱い花でも、
それが精一杯の自分なら、
そばで見ているその人は、
きっと言ってくれるだろう。
「あぁ、きれいだね。。」
そう言ってくれるに違いないから。。。




《藤 花言葉「永遠に離れはしない」》






   藤の花  
大木実 詩/團伊玖磨    

藤の花が咲いてゐる
とほいおもひでが
ゆふぐれどきの燈火のやうにかへつてきて
こころを濡らすのである
あきらめたはず
あとはそのまま忘れてしまひたい
花は風に吹かれ陽に揺られ
咲いては散り
あれから幾年かは経つていつた







咲いては散り、
  散っては咲いて400年。
    三大神社の砂ずりの藤。。。




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