咲いては散り〜三大神社の砂ずりの藤。。。
咲いては散り、
散っては咲いて400年。
三大神社の砂ずりの藤。。。
生い茂る若葉色は、
やわらかな豆の花を春の雨から守るため、
吹き抜ける風をよけるため。
そして夜には葉をすぼめ、
月を恋しがる花達をなぐさめる。
長くて短い人生の中で、
咲いては散り、散っては咲く花「藤の花」。
人も藤のように花を咲かせる事ができるなら、
心を尽くし精一杯に咲かせよう。
その時咲く花が小さくか弱い花でも、
それが精一杯の自分なら、
そばで見ているその人は、
きっと言ってくれるだろう。
「あぁ、きれいだね。。」
そう言ってくれるに違いないから。。。
《藤 花言葉「永遠に離れはしない」》
藤の花
大木実 詩/團伊玖磨
藤の花が咲いてゐる
とほいおもひでが
ゆふぐれどきの燈火のやうにかへつてきて
こころを濡らすのである
あきらめたはず
あとはそのまま忘れてしまひたい
花は風に吹かれ陽に揺られ
咲いては散り
あれから幾年かは経つていつた
咲いては散り、
散っては咲いて400年。
三大神社の砂ずりの藤。。。
関連記事