ジョウビタキさん、ジョウビタキさん。。。

白谷仁子

2015年01月29日 21:35

ジョウビタキさん。
ジョウビタキさん。

橙色のおなかを膨らませ
愛らしい二つの目でもって
周りの景色に温もりを撒く。

冬の寒空に負けぬように。。。


《冬鳥 ジョウビタキ》




ジョウビタキさん。
ジョウビタキさん。

昨夜の澄んだ星空と
おもいがけず冬鳥に逢える瞬間の喜びをおもうと
震えるような朝の冷たい空気までが
美しい絵の一部になる。








ジョウビタキさん。
ジョウビタキさん。

ただ可愛いと…
それだけで満足だった私の心は
年月と共に
少しずつかわって来ている。

愛らしければ愛らしいほど
愛おしければ愛おしいほど
悲しみにも似た
小さな想いが心に生まれるようになった。







命を与えられたものだけが持つ
せつない、はかない美しさが
だんだんと
見えるようになってきたのかもしれない。。。



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