2枚のカード。。。
2枚のカード。
選ぶ時間は永遠でも足りず、
手に取る数も忘れるほど多いのに、
こうして行き場をなくすことが増えて来た。
指先一つで文字を打ち、
指先一つで届いてしまう便利さは、
どんどん人を「ズルく」していく。
送り送られ、
そこにかかる時間と手間は、
送る真心の象徴。
だからこそ、
かたちだけでは書けない心がある。
きっと、
そんなふうだから自分はかわいくない。
だけれど、
行き場をなくしたカードが、
引き出しの中で増えて行くのもまた、
自分らしくていい。
自分のことしか見えないよりは、
遠目で自分をながめている方がずっといい。
自分という他人を見ている方がもっといい。
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