彷彿の紅き道。。。
リコリスよ、
リコリスよ、
私は思い出した。
耳をふさいでいでいたけれど、
目をかたくつむっていたけれど。
リコリスよ、
リコリスよ、
私は思い出した。
彷彿の紅き道の先を。。。
この季節になると、里山にはいくつもの紅い道ができる。
田の畦道やお墓の周り、大きな木の下・・・
「根っこにゃ毒があるんだと。」
おばあちゃんの言いつけに、
小さな私はその夜とうとう眠れなかった。
近寄りがたいその花が、
こんなにも人に近いのはなぜだろう。
恐れながらもその花を、
詩い、描き、詠むのはなぜだろう。
みんな本当は気づいている。
限りなく美しく繊細な、
彷彿の紅き道の先にあるものを。。。
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