童謡「赤い靴」の魔法。。。

白谷仁子

2018年04月30日 23:04

5月20日開催のコンサート「あのころVol.4」を前に、ラ・ルミエールでは童謡を4曲練習している。
「赤とんぼ」「待ちぼうけ」「青い眼のお人形」そして、「赤い靴」。

当初は、「赤い靴」をコーラスのプログラムに入れてはいなかった。
「赤い靴」は、ソロで歌うのが一番相応しいと思っていたからだ。

きみちゃんへの思いは、歌う人がそれぞれに持っていればいいと・・・そう思っていたから。

「ねぇ、きみちゃん。。。」







当時、広いひろいこの世界に、きみちゃんのような女の子はいったいどれほどいたのだろう。。。
夢をもつこと、笑いあえること、お庭をお花でいっぱいにできること・・・
そんな当たり前なことを、たくさんのきみちゃんにさせてあげたかった。
そう思うのは、私だけではないはず。







たくさんの声の「赤い靴」は、遠い空の向こうまで届くだろうか。
ラ・ルミエールの歌声は、きみちゃんに届くだろうか。

2011年5月27日。
野口雨情のCD「やがて土に」の録音からもうすぐ7年が経つ。
「言葉を大切に・・・」
一人で歌う時も、大勢で声を合わせる時も、それは変わることはない。







童謡「赤い靴」の魔法は、一瞬にして私たちの心を優しくする。
それが童謡であり、それが日本の心だと、私は思う。。。



《白谷仁子ファーストアルバム 野口雨情『やがて土に』から「赤い靴」白谷仁子》





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