竹久夢二展。。。

白谷仁子

2014年09月07日 21:06

ベル・エポックを生きた夢二とロートレック。。。
生誕130年を迎えた竹久夢二とロートレックの世界に、私は堪能した。


《京都高島屋 竹久夢二展「ベル・エポックを生きた夢二とロートレック」》





夢二郷土美術館・朝日新聞社主催の竹久夢二展「ベル・エポックを生きた夢二とロートレック」は京都高島屋で明日まで開催されている。
200点の作品の中には、初めて見るものもあり、私は時間を忘れ、夢二の世界に浸った。
同じ空間で、パリで活躍したアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの作品を観れたことも、大きな収穫だった。

夢二の「言葉」を歌い、詩を何度も繰り返し読んできた私にとって、夢二の絵ひとつひとつが、まるで語りかけてくるような錯覚に何度もおそわれた。
そして、夢二の女性に対する細やかな理解と愛情を、改めて思い知った日となった。


「ただ今宵 君とともにあるこそ 真実(まこと)なり」〜真実〜
「話す事よりもなによりも、ただ逢うために逢いたい」〜彦乃への手紙〜
「着るものも不自由勝ちなバラック生活の中でも、望月の供物を忘れない人があるのであった。」〜東京災難畫信(仲秋の名月)〜



言葉は絵となり、絵は音楽となる。。
そして音楽は、心の言葉を生み出す湖のようだと思う。。。






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