この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。  

Posted by 滋賀咲くブログ at

2022年09月21日

「ごちそう」の意味。。。



真剣に向き合う。
楽譜の中の音符を一音ずつ丁寧にたどるように。
食材に真剣に向き合って丁寧に人の手を加えると、
極上の”ごちそう”になる。





お芋掘りの時にコロコロと、
土に隠れそうな小さなお芋たちが転がる。
大事に持ち帰って、3番絞りのごま油でカラリと素揚げ。
お塩はこだわって選んでいる岩塩。
表面はカリカリで、中はほっこりして甘い。
こんなごちそうって、どこにあるんだろう。

おばあちゃんの手が「おいしいね。おいしいね。」と何度も伸びる。
とりたての野菜を丁寧に洗って、丁寧に切って、丁寧に水分を拭き取り、そして丁寧に揚げる。
本当のごちそうは、豪華な食材を並べることではなくて、手間をかけること。





吟味して選んだ苗を丁寧に育て、大きくなるまで愛情をかける。
美味しくなるため、食材も目一杯頑張っている。
それを手助けしるのは育てる人たち。
雨の日も風の日もお休みはない。

最後の最後、手を入れる大切なお仕事が”料理”。

だから・・・
真剣に向き合う。
楽譜の中の音符を一音ずつ丁寧にたどるように。
食材に真剣に向き合って丁寧に、丁寧に。
極上の”ごちそう”にするために。。。


  


Posted by 白谷仁子 at 20:20食べ物私。。。園芸

2021年10月25日

愛情のおにぎり。。。




母の握ったおにぎりを、最後に食べたのはいつだったろう。





握った人の元気をもらえる魔法のおにぎり。
上手なにぎり方は母から教わった。

力の入れ方で、ご飯の美味しさが変わるなんて、最初は信じてなかったけれど、未だに母のおにぎりは私の中で1番だ。

食べてくれる人がいるから頑張れる。
その人の元気は、私を元気にしてくれる。
それは歌と同じだ。







イクラとアナゴと青菜ジャコのおにぎりは大人の味。
梅干しと甘い煎り卵とシャケのおにぎりは母の味。

自分で握ったおにぎりは、悲しいけれど元気は出なかった。。






母の握ったおにぎりを最後に食べたのは6年前。
50年間の母のおにぎりの中で、一番美味しいおにぎりだった。。。








  


Posted by 白谷仁子 at 17:52食べ物私。。。

2021年05月17日

雨の日の苺


雨の日も
苺は紅くなる





私は苺が大好きだ
子供の頃から大好きだった

ひとつ頬張ると
お口の中が幸せでいっぱいになる
子供の頃の思い出の味につつまれる





木の器にもって食卓へ

特別な飾りも盛り付けもいらない
最後のひとつがなくなるまで
ほのかな香りはつづく

雨の中
聖母マリア様も愛した苺を
感謝を込めて
大事に大事にひとつずつ摘んだ





私は苺が大好きだ
子供の頃から大好きだった。。。
  


Posted by 白谷仁子 at 20:16食べ物私。。。園芸

2021年03月07日

コンサート「Salon de Musique Vol.2」終わりました!!!


コンサート「Salon de Musique〜音楽とトークとスィーツと Vol.2」の公演を無事に終えることができました。






昨年7月に開催予定だったこのコンサートは、8ヶ月を経て、昨日3月6日に開催されました。
あたたかいお客様に囲まれ、1部はプーランクとビュッシーのピアノ・歌曲からスタートしました。

《ソプラノ 白谷仁子 曲:プーランク「愛の小径」「モンパルナス」「パリへの旅」》



《ピアノ 竹中直美 曲:ドビュッシー『版画』から「塔」「雨の庭」》



《バリトン 原田泰彦 曲:ドビュッシー『2つのロマンス』から「ロマンス」「鐘」、『3つの歌曲』から「海は美しい」》




 第2回目となった今回は、「女神の楽器」ともいわれるマリンバの音色を披露しました。サクソフォーンとの音の受け答えと、ディベルティメントには珍しく、神秘的で物思いにふけるようなメロディーとリズムがとても新鮮でした。


《マリンバ/アルト・サクソフォーン 奥田有紀 岡崎雄子 曲:湯山昭「マリンバとアルト・サクソフォーンのためのディベルティメント」》





第2部は、ステージと客席全体が「Salon de Thé」に・・・


《フランス語会話の教室帰りに立ち寄った「Salon de Thé」》



お店では、わけありマスターと謎のメイドさんがお出迎え。
スペインのはちみつ紅茶とマドレーヌから物語は始まりました。






《アルト・サクソフォーン 岡崎雄子 曲:デュボア 「スペイン風に」「フランス風に」》



奥田さんからマリンバの説明。お話も演奏も、キレよくチャーミング。


《マリンバ 奥田有紀 曲:ビゼー/朝吹英一 カルメン幻想曲》




ソプラノ・サクソフォーンとピアノの切ないメロディーが、会場を包み込みました。。


《ソプラノ・サクソフォーン 岡崎雄子 曲:ピアソラ 「Café」》




《バリトン 原田泰彦 曲:コープランド 「At the river」「I bought me a cat」「Long time ago」》






《マリンバ 奥田有紀 曲:プロコフィエフ/サミュ『ロメオとジュリエット』から「騎士たちの踊り」》





《ソプラノ/ バリトン 曲:ルコック『百人のおとめ』から「あぁパリ!陽気なところ」》





《アンコール 曲:コズマ 「タクシー運転手の悲劇」》



終演後、お客様のお見送りに出ることが出来なかったのは残念でしたが、イチゴイチエ(長浜)さんのマドレーヌと、私たちがあれこれ悩んで選んだ紅茶のティーバッグを感謝の言葉に変えて、お持ち帰りいただきました。

いつも前向きにコンサート開催のために動いてくださった文化産業交流会館のみなさま、どんな時も私の企画に寄り添ってくれた出演メンバー、チラシ・ポスター・当日のプログラムまで、いつも最高のものを目指してくださったスタジオ・エコールさん、応援の言葉で支えてくれた仲間・生徒さん、そして、当日わたしたちの演奏を一心に聴いてくださり、割れんばかりの拍手を送ってくださったお客様への感謝は、いつかコロナが「過去のこと」になっても、決して忘れることはありません。







  


Posted by 白谷仁子 at 15:59地域活動食べ物楽器音楽企画 湖音ko-on

2020年05月19日

フレンチラベンダーとサンドウィッチ。。。



毎日毎日小さなお客様が通ってくる。
私に気づいているのかいないのか、忙しそうに花から花へと渡り飛んでいる。。。

フレンチラベンダーには、サンドウィッチがよく似合う。。。




小さな苗ポットを2つ買ったのは、何年前のことだっただろう。
琵琶湖岸のお気に入りのお店で、お気に入りのサンドウィッチを食べて、それほど多くない店さきの苗ポットに目をとめた。

その頃ラベンダーに凝っていいた私は、イングリッシュラベンダーをお庭に何種類か植えていたが、一番気になっていたのはフレンチラベンダーだった。
薄いピンクと紫、買ってきた2つのポットを、しばらくは可愛い素焼きの鉢で育てていたが、4年前に野いばらの隣に地植えした。

3年間、小さな株は大きく育たなかったが、今年になって、紫の株は抱えられないくらい大きく育った。


《フレンチラベンダー 花言葉「私にこたえてください。」》



5月に入って、義父の病院通いのために何度か湖岸を通うことになった。
お店の前を通るたびに、フレンチラベンダーと、美味しかったサンドウィッチの味と香りを思い出す。

ーお花と美味しい食べ物ー

私の中でこの2つはいつもリンクしている。
毎日欠かさず飾られていた子供のころの食卓が、私の「食べ物」に対する基本だ。

誰と、どんなものを・・・という記憶の中に、テーブルに飾られたかすみ草や、お店の入り口に置かれたプランターの小花などが写真のように目にうつる。

もう、あのサンドウィッチは食べられないが、お庭のフレンチラベンダーの手入れをするたびに、沢山の幸せな記憶が蘇ってくる。
食べることは命を繋ぐこと。

スパークリングワインには薄オレンジのバラが合う。
そして、サンドウィッチには、紫のフレンチラベンダー。。。


  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 18:46ふるさとお花食べ物私。。。

2020年04月26日

春の神様。。。



人知れず 忘れられた茎に咲き

人知れず こぼれ散り

細かな白い だいこんの花
        森繁久彌



《大根の花 花言葉「適応する力」》



小学生の時、「だいこんの花」というテレビドラマが好きだった。
番組の冒頭で、主役の竹脇無我さんの朗読が流れる。。。
幼い私にとって、ストーリーより何より、その朗読を聞くのが楽しみだった。
『声の持つ魅力』を感じるのは、歌も朗読もお芝居も同じだ。

大根の花は美しい。
食べる時期を過ぎても、まるで木のように緑の葉と白い花を咲かせる大根は、まるで春の神様だ。

大根は、どんなお料理にもさり気なく馴染んでしまうお野菜だ。
まさに、適応力に優れている。







真っ白に揺れる春の神様から受け取る力強さとおおらかさを、今一番忘れてはいけないと私は思う。。。



  


Posted by 白谷仁子 at 19:21お花食べ物私。。。

2020年02月11日

命を受け継ぐ。。。


庭のオリーブの木から、
鈴なりの黒い実がすっぺりと消えた。

ムクドリたちは人間よりもよく知っている。
実のなる時期や食べごろを。

私の大事なオリーブの木は、
毎年そのしなやかな枝を雪に委ねながら、
熟しきるまで黒い実を抱えている。

葉っぱだけのオリーブの木は冬の遊び場となり、
ムクドリたちは隣の小さな木になる金色の実をうかがっている。


《金柑 花言葉「感謝」》



”屋敷には(家の敷地・庭には)実のなる木を植えなあかん。子供がお腹を空かせたら、季節のもんをたべさせてやれる”
エジソン様の口癖を若かった頃の私は「クスクス」笑っていた。

みかん、柿、金柑。
木から素手でもいで食べる果実の味が格別なのは、
そのまま「命」を受け継ぐ瞬間を味わうからかもしれない。

金柑の実がもう少し甘くなる頃、
また我家の庭はムクドリたちでにぎやかになる。。。










  


Posted by 白谷仁子 at 20:13食べ物私。。。園芸

2020年01月19日

オケの日。。。


昨日はオケの日。

午前中に可愛い生徒たちのピアノレッスンを終えて、1月26日(日)開催の「エンジョイ・ザ・クラッシック〜ロマン派音楽の世界」のオーケストラ合わせのために、彦根JOYジュニアオーケストラの練習にお邪魔しました。

その前に・・・

佐和山の畑に寄って、有機育ちの大きな大根を4本収穫。
「一本2キロちょっとかな・・・」




そして・・・

スーパーに寄って「漬物桶」を買いました。
私にとっての「初漬物桶」。
ちなみに、「漬物樽(タル)」「漬物桶(オケ)」、どちらが正しいのかとずっと悩んできましたが、漬物の場合はどちらでもいいそうです。
「漬物桶」を愛車に大事に積んで、彦根JOYジュニアオーケストラの練習会場に向かいました。





ついでに・・・

佐和山の薔薇さんを記念撮影してきました。





土の香りと、その土から命をもらった大根や薔薇。
いっぱい元気をもらって、オケ合わせは楽しく終わりました。
桶(オケ)、オケ、なんて素敵な「オケの日」。

その後・・・

大きな大根は、おニューの桶で「からし漬け」へと変身!





1月26日(日)「エンジョイ・ザ・クラッシック〜ロマン派音楽の世界」が終わったら、大根の「からし漬け」で乾杯です。
レシピを教えてくれた順ちゃんに感謝。。。


  


2019年07月23日

美味しい料理のレシピ〜コンサート「Salon de Musique 音楽とトークとスィーツと」


以前、歌の大好きなフランス料理のシェフさんが、こんなことを言っていた。

「歌を歌うのって、料理を作るのと似ているんです。」

確かに、・・・
丁寧な材料選び、
自分が納得できるまで夢中になること、
そしてそのお料理を美味しそうに食べている人の様子を見ている時の幸福感など。
今改めて「なるほどな‥」と思う。

今回、コンサート「Salon de Musique 音楽とトークとスィーツと」で披露する、バーンスタインの『美味しい料理のレシピ』という歌曲は、1プラム・プディング、2 オックス・テール・シチュー、3 鶏肉を使ったトルコのデザート、4 即席のウサギ料理 の4曲で出来ていて、フランス語のレシピにバーンスタインがとても楽しいメロディーをつけている。
英語歌詞のものも作っているのだけれど、同じメロディーなのにフランス語の方が断然面白く感じる。

今回は2曲目を除く3曲を演奏するのだけれど、私は1曲目のプラム・プディング。
2 鶏肉を使ったトルコのデザーと 3 即席のウサギ料理 をバリトンの関口さんの歌でお送りすることになっている。







1週間ほど前から、毎晩一品だけフランス料理(我流だが)のサイドメニュー作って、なんとなくフレンチな気持ちを味わっている。

毎回使うのはディジョンマスタードと佐和山ファームのにんにく。
お魚を使ってもお肉を使っても、この2つがあればお野菜の味がぐんとコク深くなるので不思議。





私がお世話になっているのは、上田淳子さんのお料理本。
時間、経費がかからず、冷蔵庫の中のものを時には代用しながら、とても美味しいサイドメニューが簡単に出来上がる。


夏野菜を食べて、心も体も笑顔いっぱいでコンサートを迎えられますように・・・




  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 19:49食べ物世界の歌音楽企画 湖音ko-on

2019年06月26日

コンサート「Salon de Musique(サロン・ド・ムジーク)〜音楽とトークとスィーツと」まで1ヶ月!



昨日、6月25日は、コンサート「Salon de Musique〜音楽とトークとスィーツと」のリハーサルでした。
真夏のような日差しの中、文化産業交流会館のロービーから見える緑の木々が、とても綺麗で印象的でした。

https://www.youtube.com/watch?v=xEHQKXqZV6Y





財団の方との打ち合わせを終え、ルミエールメンバー・スイーツ担当スタッフさんと出演者と一緒に、文化産業交流会館内のカフェ「ドロップハウス」さんでランチ。和定食の肉じゃがはとても家庭的な味で、ゆっくりくつろげました。

コンサート「Salon de Musique〜音楽とトークとスィーツと」まで、あとひと月。
長浜市ボンボンショコラさんのスィーツと冷たいお飲み物。
バリトン 関口大介先生のトーク。
ソプラノ、サクソフォン、ピアノでお届けする音楽。

真夏の午後、文化産業交流会館小劇場で、サロン・コンサート雰囲気を味わってください。
開場前13:45から、私の仲間たち《ラ・ルミエール》の元気なウェルカム・コンサートもあります。
たくさんの方のご来場を、心からお待ちしております。


  


Posted by 白谷仁子 at 21:43食べ物音楽企画 湖音ko-onYou Tube