
2016年12月31日
新しい年に愛を込めて。。。
新しい出会いを招くのは
変わることのない無二の真実・・・

思いがけず出逢った柊南天の花は
びわ湖の風を受けて甘い香りを放っていた
その香りに誘われるように辺りを飛び回るヒヨドリ達は
今しかないように、忙しそうに幸せそうに愛を語る
《柊南天 花言葉「愛情は増すばかり」》

傍らの石碑の文字は
永遠に波打つ琵琶湖の水とそこを訪れる水鳥たち
そして流れる年月への鎮魂歌のように
静かに視界を占領していく
『淡海の海夕波千鳥汝が鳴けば 情もしのに古思ほゆ』
今年もたくさんの詩に出会い、歌い、多くの輝きをもらった
時が慌ただしく過ぎ去っていく中で
私達は多くのものを手に入れるかわりに
少しずつ何かをなくしていくような気になり
ふと寂しくなることがある

だけれど本当に大事なものをたった一つ
いつも心の中に置くことが出来たら
なくしたと思っていたものはちゃんと心の傍らで
息をひそめて寄り添っていることに気づく

新しい出会いを招くのは
変わることのない無二の真実だと・・・
気づかせてくれた全てのものに心からの歌を
ふるさとの湖(うみ)琵琶湖より
新しい年に愛を込めて。。。
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2016年12月26日
愛すべきSingerたちへ〜近江図書館クリスマスコンサート。。。
「Have yourself a merry little Christmas」
さあ、みんなで
ささやかにクリスマスを祝おう

今年最後の歌い納め。
昨年につづき、米原市立近江図書館でクリスマスコンサート。
かたりべホールでたくさんのお客様と、とても良い時間を過ごす事が出来た。
《コーラスユウスゲ》

ユウスゲさんは、「少年時代」「あの素晴らしい愛をもう一度」「時代(中島みゆき)」を披露。
練習の成果は、ちゃんと表れていた。
《フルート 中川真由美さん》

ゲストは、フルート奏者の中川真由美さん。
近藤しほり先生の伴奏で、演奏された「クリスマスメドレー」「スタンド・アローン」は、かたりべホール一杯に響き渡った。
《8月のW.S「Enjoy the chorus」と12月「美味しいメロディー」の合同メンバー》

今年は、薬草の里文化センターで開催したW.S「Enjoy the chorus」、12月には、県立文化産業交流会館で開催された音楽劇「美味しいメロディー」の合唱団と、素敵な出会いがいっぱいあった年だった。
歌を通して仲良くなる・・・仲間となる。
控室ではそれぞれのメンバーが助け合い、笑い合っていた。
年齢も、所属している団も違う、そんな人達が笑顔で言葉を交わし気遣う姿は、きっとどんなクリスマスプレゼントよりも温かく輝いていただろう。
音楽劇「美味しいメロディー」の合唱団からは全員が参加出来なかったが、7人が歌う「夜明けのスキャット」「明日に架ける橋」に、指揮をする私の背後から、お客様の優しい声がきこえていた。。

私は石塚佳絵さんの伴奏で、フォーレのフランス歌曲「月の光」「クリメーヌに」と、日本歌曲の「悲しくなったときは」(寺山修司/中田喜直)をうたった。
石塚さんからのプレゼントは、イタリアで合唱団のオルガンを弾いていたときのレパートリーを2曲。
ホール全体が、オルガンの美しいハーモニーに包まれた。

《 石塚佳絵さん》

今年の素晴らしき出会いを
また来る新しい日々に繫げたい
そんな思いに包まれたコンサートだった。。。
たくさんのお客様、コーラス団のみんな、近江図書館のスタッフ、そしてコンサート支えてくれた全ての人々に。
「ありがとう」を込めて。。。

Have yourself a merry little Christmas
Hugh Martin/Ralph Blane
Have yourself a merry little Christmas
Let your heart be light
From now on, our troubles will be out of sight
Have yourself a merry little Christmas
Make the Yuletide gay
From now on, our troubles will be miles away
Here we are as in olden days
Happy golden days of yore
Faithful friends who are dear to us
Gather near to us once more
Through the years we all will be together
If the fates allow
So hang a shining star upon the highest bough
And have yourself a merry little Christmas now
ささやかにクリスマスを祝おう
しばらくは悩みも忘れて
ささやかなクリスマスを過ごそう
困ったことがあっても今は忘れて
昔のように一緒に過ごそうよ
ほら、楽しかったあの頃のように
変わることのない昔の仲間達が
ここに集まってくる
次にやってくる新しい1年も
みんな仲良くしようね
夜空に輝くあの星たちを
クリスマスツリーのてっぺんに飾り
さあ、みんなで
ささやかにクリスマスを祝おう
ミュージカル"Meet Me In St.Louis"より
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2016年12月24日
「Merry X'mas for me・・・」。。。
ひとつ、またひとつ
オーナメントは増えていく
いつしか気がつくと
大切な日は「Merry X'mas for me・・・」

手作りケーキと大きなチキン
枕もとにはプレゼント
不安という文字すら知らなかった
無邪気な自分に・・・Merry X'mas
願えば叶うと信じてた
強い自分が好きだった
言葉が全てと疑わなかった
真っ直ぐな自分に・・・Merry X'mas
時が教えてくれたこと
「勇気」の意味と「優しさ」の意味
両手をひろげた大きな空に
迷いなく抱かれる自分に・・・Merry X'mas
《今日、クリスマスイヴの冬空と伊吹山》

それぞれの想いを乗せて
それぞれのMerry X'masは冬空を舞う
「今年はどんな年だった?」
「来年はどんな年にしたい?」
語りかけるその先の
小さなオーナメントはあどけなく
この一年を微笑みに変えてゆく。
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2016年12月18日
音楽劇「美味しいメロディー」合唱団〜お疲れ様でした!
音楽劇「美味しいメロディー」。
今日、たくさんのお客様に見守られ、無事にステージを終えました。
キャストのみなさん、甲西高校吹奏楽部の学生さん、AMoaさん、そして合唱団が、広いイベントホールいっぱいにパフォーマンスを繰り広げました。

8月から始まった練習。
もちろん、初めて顔を合わせるメンバーもいましたが、公演を終えた時には仲間の絆もうまれ、みんな仲良しになっていました。
歌を食べて大きくなるくじらのお話「美味しいメロディー」。。。
音楽には、不思議な力があることを、また感じさせてもらえました。
《団員さんによるカーテンコールの注意点》

団員さんが書いてくれた、カーテンコールの注意点。
公演が終わったあと、何人もが記念にと写真を撮っていました。
消してしまうのが寂しいと思ったのは、きっと私だけではないはず。
「会えて良かったね」
心からそう思える出会いを、いつまでもいつまでも大切に。。。
「ありがとう」
そう何度も言い合える仲間を、いつまでもいつまでも大切に。。。
《公演をおえて・・・控室にて》

今日、たくさんのお客様に見守られ、無事にステージを終えました。
キャストのみなさん、甲西高校吹奏楽部の学生さん、AMoaさん、そして合唱団が、広いイベントホールいっぱいにパフォーマンスを繰り広げました。

8月から始まった練習。
もちろん、初めて顔を合わせるメンバーもいましたが、公演を終えた時には仲間の絆もうまれ、みんな仲良しになっていました。
歌を食べて大きくなるくじらのお話「美味しいメロディー」。。。
音楽には、不思議な力があることを、また感じさせてもらえました。
《団員さんによるカーテンコールの注意点》

団員さんが書いてくれた、カーテンコールの注意点。
公演が終わったあと、何人もが記念にと写真を撮っていました。
消してしまうのが寂しいと思ったのは、きっと私だけではないはず。
「会えて良かったね」
心からそう思える出会いを、いつまでもいつまでも大切に。。。
「ありがとう」
そう何度も言い合える仲間を、いつまでもいつまでも大切に。。。
《公演をおえて・・・控室にて》

2016年12月17日
音楽劇「美味しいメロディー」合唱団〜明日に架ける橋。。。
何も見えなくなった時
何も聞こえなくなった時
心に響くひと筋の声は
揺るぐことなく、途切れる間もなく
橋となり、道となり
私に進むべき場所を示す
荒波は容赦なくわき上がり
握り締める手はその度に
強くかたく、心をつないでゆく。。。

音楽劇「美味しいメロディー」は、明日いよいよ公演となる。
リハーサルの緊張感が、本番へのモジベーションを高めていく。
合唱隊が、スキャットで歌うエンディング前の「明日に架ける橋」。。。
キャストはじめ、全ての出演者とスタッフの心をひとつにする瞬間を、
歌声に込めて・・・
Bridge Over Troubled Water
(明日に架ける橋・・・サイモン&ガーファンクル)
When you're weary, feeling small
When tears are in your eyes,
I will dry them all
I'm on your side
When times get rough
And friends just can't be found
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
When you're down and out
When you're on the street
When evening falls so hard
I will comfort you
I'll take your part
When darkness comes
And pain is all around
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Like a bridge over troubled water
I will lay me down
Sail on silver girl
Sail on by
Your time has come to shine
All your dreams are on their way
See how they shine
If you need a friend
I'm sailing right behind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
Like a bridge over troubled water
I will ease your mind
君が疲れ果て、その頬に涙がつたうとき
そんな時は僕がそばにいて、その涙を拭いてあげる
荒波が君の前に大きなうなり声をあげようとも
君は何も恐れることはない
必ず僕が助けにいくから
いつだってそうさ
僕は君の橋になる
幸せの向こう岸に連れて行ってあげる
だから
君は何も怖がらなくていい
僕は君が大好きだから
ずっとずっと・・・
ずっとそばについててあげるから。。。
〜masako shiratani〜

音楽劇「美味しいメロディー」
[滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール]
2016年12月18日(日)開演14時(開場13時30分)
2016年12月11日
音楽劇「美味しいメロディー」合唱団〜舞台を作るということ。。。
美しい風景画のジグゾーパズル。。。
2000のピースが綺麗におさまらなければ、美しい絵にはならない。
舞台という一枚の絵は、たくさんのピース達で作られる。。。。。
《演出家から指導を受ける合唱団》〜リハーサル風景

音楽劇「美味しいメロディー」公演まで、あと1週間となった昨日、はじめての全体練習がおこなわれた。
舞台は、キャスト・スタッフ・観客、関わった全ての人によって、一からつくられる。
それはコンサートも同じだ。
それぞれのピースは、それぞれの形を知り、それぞれの持ち場に収まらなければ完成しない。
平面な世界で頑張れば頑張るほど、時には迷子になるピースも出てくる。
それを高い場所から、完成したパズルを想定しながら導くのは、演出家や舞台監督。
芸術に「これで良し!」はない。
本番が来なければ、『今の仕上がり』は永遠に来ない。

自分の出来がどうか・・・ではなく、
大切なのは、のこされた日数のなかで、パズルを完成させるにはどうしたら良いか・・・だ。
大きな風景画の一番隅っこのピースも、真ん中のピースも、
どちらが欠けても完成はしない。
それがわかって初めて、周りが見える。周りの声がきこえる。。。
人の可能性は、周りにも本人にも決めることは出来ない。
でも、自分自身がその可能性を信じている限り、夢は終わらない。
私の愛する合唱団のメンバー全てが、残された1週間の夢と可能性を、
最大限に膨らませてくれることを、心から信じている。。。
続きを読む
2000のピースが綺麗におさまらなければ、美しい絵にはならない。
舞台という一枚の絵は、たくさんのピース達で作られる。。。。。
《演出家から指導を受ける合唱団》〜リハーサル風景

音楽劇「美味しいメロディー」公演まで、あと1週間となった昨日、はじめての全体練習がおこなわれた。
舞台は、キャスト・スタッフ・観客、関わった全ての人によって、一からつくられる。
それはコンサートも同じだ。
それぞれのピースは、それぞれの形を知り、それぞれの持ち場に収まらなければ完成しない。
平面な世界で頑張れば頑張るほど、時には迷子になるピースも出てくる。
それを高い場所から、完成したパズルを想定しながら導くのは、演出家や舞台監督。
芸術に「これで良し!」はない。
本番が来なければ、『今の仕上がり』は永遠に来ない。

自分の出来がどうか・・・ではなく、
大切なのは、のこされた日数のなかで、パズルを完成させるにはどうしたら良いか・・・だ。
大きな風景画の一番隅っこのピースも、真ん中のピースも、
どちらが欠けても完成はしない。
それがわかって初めて、周りが見える。周りの声がきこえる。。。
人の可能性は、周りにも本人にも決めることは出来ない。
でも、自分自身がその可能性を信じている限り、夢は終わらない。
私の愛する合唱団のメンバー全てが、残された1週間の夢と可能性を、
最大限に膨らませてくれることを、心から信じている。。。
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2016年12月08日
或る日の秋に。。。
金柑が、ほんのりと金色に色みをおび
また秋が行き、冬が私らを迎えにきた
ふるさとの山々は、動じることなく、また変わることなく
美しいものだけを見せつける。
《米原市甲賀》

在る日の こころ
ある日の こころ
山となり
ある日の こころ
空となり
ある日の こころ
わたしと なりて さぶし
八木重吉「秋の瞳」より

この山々が、真っ白な雪に隠される頃
心は何を追い、何を謳うのか・・・
ただ願うのは
雪をも溶かす小さな燈(あかり)と
それを灯しつづける健やかな精神だ

さあ、秋の忘れものを
探しに行こう。。。
2016年12月03日
愛日の冬苔に。。。
語るもなく
望むもなく
抱きとめた葉の朽ちるまで
露をふくんた冬苔は
その身を隠す雪を待ち
ただ愛日を受けとめる

ポツンと居住まう地蔵さま
その小さな御姿に
どれほと多くのおもいを背負うのか

語るもなく
望むもなく
ただ一途に手を合わせよと
地蔵さまは冬苔に
愛日の笑みを撒く
望むもなく
抱きとめた葉の朽ちるまで
露をふくんた冬苔は
その身を隠す雪を待ち
ただ愛日を受けとめる

ポツンと居住まう地蔵さま
その小さな御姿に
どれほと多くのおもいを背負うのか

語るもなく
望むもなく
ただ一途に手を合わせよと
地蔵さまは冬苔に
愛日の笑みを撒く