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Posted by 滋賀咲くブログ at

2016年05月27日

ベニシアさんの講演会「薬草やハーブを暮らしに活かし豊かなライフスタイルを!」。。。

一昨年植えたラベンダーが、
今年はようやく私のお庭に暮らす決心をしたようだ。。。



《アボンビュー・ラベンダー 花言葉「あなたを待っています」》





大輪の豪華なお花に憧れつつも、仲間と一緒に身を寄せて大輪を作る小花たちに焦がれる。
植物はどうしてこれほどまでに人間の心を掴むのか。。。



《エリゲロン 花言葉「遠くで見守っています」》




糸のような茎が咲かすのは、小さいながらも力強い白い花。
時間と共にその花はピンク色に染まっていく。
のっぽさんのホットリップスを根元から支える、小さな小さなエリゲロンに、植物の強さを教えられる。








明日、5月28日(土曜日)。
伊吹薬草の里文化センターにて、ベニシア・スタンリー・スミスさんの講演会「薬草やハーブを暮らしに活かし豊かなライフスタイルを!」が開催される。

ベニシアさんの著書『ベニシアの庭づくり ハーブと暮らす12ヶ月』は、私のお庭づくりの教科書だ。
明日は、講演会の司会をさせていただくことになり、今から楽しみでしかたがない。。。

アボンビュー・ラベンダーの花言葉を借りて・・・
   
   「ベニシアさん、あなたを待っています。」



       薬草の里Fes 2016

5月28日(SAT)
伊吹薬草の里文化センター
マルシェ 10:00 open  15:00 close
ベニシア講演会  14:00 〜 16:00 (ジョイホールにて 入場料 2000円)


  


Posted by 白谷仁子 at 13:07お花園芸

2016年05月25日

あした、雨が降る前に。。。


あした、雨が降ったらば、
お庭の野茨は散ってしまうだろう。。。
今日、5月25日のお誕生花は「野茨」。
散ってしまう前に残してあげた。
私の心と、カメラの中に。。。



《野茨 花言葉「素朴な愛」》




5月も終わりに近づく頃、
気をつけて見ていると、
山の新緑の影から
白い可憐な顔をのぞかせている。

みすゞさんも間近でみたのだろうか。
肩が触れただけでハラハラと散る
華奢で艶やかな野茨の花を。。。










野茨の花
    金子みすゞ

白い花びら
刺のなか、
「おうお、痛かろ。」
そよ風が、
駈けたたすけに
行つたらば、
ほろり、ほろりと
散りました。

白い花びら
土の上、
「おうお、寒かろ。」
お日さまが、
そつと、照らして
ぬくめたら、
茶いろになつて
枯れました。

『金子みすゞ童謡全集』(JURA出版局)より




あした、雨が降る前にもう一目だけ。
夜咲く白い野茨に

・・・おやすみなさい・・・


  


Posted by 白谷仁子 at 22:46お花

2016年05月23日

音楽法要記念コンサート「歌いつなぐ仏教讃歌・日本の歌」。。。


5月21日、米原市堂谷の真宗佛光寺派 雲林山高禅寺の宗祖親鸞聖人七五〇回 大遠忌法要にて、音楽法要記念コンサート「歌いつなぐ仏教讃歌・日本の歌」が開催されました。








真宗宗歌ではじまった音楽法要コンサートは、本堂いっぱいの人々に見守られ、時と共にゆるやかに流れていきました。








選んでいただいた仏教賛歌8曲と、日本の童謡・唱歌7曲、そして横田麻友子さんのピアノのソロ2曲を、時には共に口ずさみ、時には声を合わせ、時には耳をすませ、本堂に集まった全ての人が同じ空間を共にしました。








野の花のちいさな命、野の鳥のおさない命、白露のはかない命。
すべてのものに、ほとけは宿ると歌った「いのち」という仏教讃歌があります。
詩人 北原白秋氏について多くの書籍をのこされた薮田義雄氏によるこの詞のおわりには、3番ともに「おなじように」とあります。
その6文字が、この日私にとってとても新鮮な6文字となりました。








           いのち
1 野の花の 小さな命にも ほとけはやどる ほとけはやどる
  朝影とともにきて つつましい つつましい 
  営みを あたえる おなじように

2 野の鳥の おさない命にも ほとけはやどる ほとけはやどる
  涼風とともにきて 生きる身の 生きる身の
  喜びを ささやく おなじように

3 白露の はかない命にも ほとけはやどる ほとけはやどる
  月しろとともにきて ひとよさの ひとよさの
  安らぎを 教える おなじように




・・・続きもみてください・・・


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Posted by 白谷仁子 at 13:30コンサート地域活動

2016年05月20日

雲林山高禅寺「宗祖親鸞聖人七五〇回 大遠忌法要」。。。


如来大悲の恩徳は
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
ほねをくだきても謝すべし
「恩徳讃」








親鸞聖人が85歳の時に述べられた和讚「恩徳讃」。
ハワイの讃仏歌集『らいさん』にも掲載されているその仏教歌を、私は大学時代、西本願寺での礼拝で数え切れないほど歌いました。
大学を卒業後も、音楽法要などに招かれる事が度々あり、いつも最後に歌ったのは「恩徳讃」。
作曲はいくつかありますが、私が1番多く歌ったのは、山田耕筰氏のお弟子さん、澤康雄氏の曲のものです。
学生時代も今も、身の引き締まる思いがします。







今日20日と21日、米原市堂谷の真宗佛光寺派 雲林山高禅寺で宗祖親鸞聖人七五〇回 大遠忌法要がおこなわれています。
明日21日、音楽法要記念コンサート「歌いつなぐ仏教讃歌・日本の歌」にて、15曲を歌わせていただきます。
歴史深い本堂で響く我が声に耳をかたむける時を持たせていただけることも、また、声楽家としてありがたいこと。






米原市堂谷の真宗佛光寺派 雲林山高禅寺にて、5月21日 午後1時より(門徒以外の方もお聴きいただけます)。
ピアノは横田麻友子さんで、美しいピアノソロも。

コンサートのようすは、後日ブログでお知らせします。


  


Posted by 白谷仁子 at 20:25コンサート地域活動

2016年05月14日

2016発表会を終えて。。。

ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド。。。

パズルのように組み合わせれば、メロディーは次々に生まれる。
音を奏でるのは小さな手。
最も夢のある遊び・・・それは音楽。









今日、発表会が無事に終わった。
コーラス、ピアノソロ、連弾、アンサンブル、声楽・・・
短い時間の中で、出演者は皆、今日までの成果を披露した。

ピアノも歌も、どんな楽器も「これでよし!」はない。
発表会でもコンサートでも、ゴールを決めるから頑張れる。
それは音楽に限ったことではない。

「ドキドキした?」
「お友達の演奏を聴いて、どう思った?」
「思いっきりやれた?」

演奏を終えたみんなに聞きたいことは山ほどあるけれど、1番はやっぱり・・・「楽しめた?」
「楽しかった−!」のことばに、なぜかとても嬉しくなる。
ステージでの楽しさを作るのは、積み重ねてきた努力だと思うから。

継続は力なり・・・
今ではありふれたことばだけれど、大きなステージで、みんなそのことを改めて知ったのではないかしら。。。








笑ったり泣いたりしながら先生と頑張った日々。
毎回お手伝いしてくださる近藤しほり先生の「きらきらぼし変奏曲」。
素晴らしい音色でドビュッシーの「月の光」「水の反映」を聴かせてくださったゲストの石塚佳絵さんの演奏。
ユウスゲさんの優しい声。。。

同じ時を過ごしたからこそ生まれる「微笑み合う瞬間」は、今日の日の宝物。








発表会を支え、応援してくれた全ての人たちへ。
心から感謝を込めて「ありがとう」のことばを。。。




  


Posted by 白谷仁子 at 23:41音楽教室

2016年05月12日

発表会まであと2日!。。。

「あと2つ寝たら発表会。。。」
左手の薬指と小指を押さえながら、小さな「チョキ」を作っていた女の子の右手は、やがてサラサラの髪をかき上げる美しい手となった。

お母さんのお腹の中にいるときから見守ってきた人なつっこい男の子の手は、知らないうちに私の手よりも大きくなっていた。

今まで何度発表会を終えてきたんだろう。
何人の子ども達の成長をみてきたんだろう。
そして・・・どれくらいの幸せを、私はもらってきたのだろう。。。

《ウィーン王宮庭園のモーツァルト像》




5月14日は、主催する教室の発表会。
今年は大好きなモーツァルトの260歳のお誕生年。
お祝いの気持ちを込めて、今年はモーツァルトの曲をいっぱい集めた。
学生時代、ピアノソナタも歌曲もアリアも、モーツァルトの作品はあまり得意ではなかった・・・私にとって、聴いているよりも実際に演奏する方がはるかに難しかったのだ。
それが今では大好きな作曲家となった。
きっかけはちょうど10年前、生誕250年記念コンサートがあちこちで開催されていた2006年、モーツァルト作曲の「ミサ・ブレヴィス 」と、コンサート形式による歌劇「フィガロの結婚」(伯爵夫人)でソリストをつとめた時だった。
子育て、家事、音楽教室、学校のお仕事に追われながらも、最高に心地良いステージだった。
その直後から、ピアノソナタや歌曲やアリアにとどまらず、「ヴェスペレ K. 339」第5曲『ラウダーテ・ドミヌム』やコンサートアリア集、「エクスルターテ・ユビラーテ」KV.165などの楽譜を買い求めて、宝物のように歌って来た。
今思えば10年間、本番で歌ったのは、コンサートアリア 「Ch'io mi scordi di te?`(どうしてあなたを忘れられよう) KV 505」の他はあまりないけれど、どれもが私にとって大切な曲だ。








偉大な作曲家、尊敬する作曲家の名前を出しかけたら、数え切れないくらいあふれ出てくる。
でも、私にとって心に優しい癒やしの作曲家は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトだ。。。

私のかわいい教え子たちに、曲選びで何曲か弾いてあげたとき、殆どの子が言った。
「全部好きぃーっ!」

すぐに仕上げてしまった子、間際まで苦戦している子、いろいろだから発表会は思い出深く心に残る。
コーラスユウスゲさんの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、小学生の「ウィーン・ソナチネ」、中学生の「ピアノ・ソナタ」、声楽の生徒さんのスザンナのアリア・・・
モーツァルト以外の作品も盛りだくさん。
今回、素敵なゲストさんの演奏も。。。

お空の上のモーツァルトさんへ・・・
「発表会まであと2日、小さなソリストたちに、どうか勇気と自信と笑顔を。。。」



《モーツァルトさん!?》





今年も発表会に花を添えてくださる、コーラス・ユウスゲのみなさん、いつもお手伝いして下さる近藤しほり先生、そして今回、素敵な演奏を披露してくださるゲストの石塚佳絵さんに、心から感謝を込めて・・・当日私から、モーツァルト作曲「エクスルターテ・ユビラーテ」KV.165から「アレルヤ(主をほめ賛えよ)」を。。。


「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」




  


Posted by 白谷仁子 at 15:06音楽教室

2016年05月03日

みどりの風に誘われて・・・高時川こいのぼり。。。



    みどりのかぜに さそわれて
      ひらひらはためく ふきながし
        くるくるまわる かざぐるま
          おもしろそうに およいでる
             「こいのぼり」2番


《長浜市高月町 高時川こいのぼり》





誰もが知ってる童謡「こいのぼり」。
近藤宮子さんの詞によるこの歌には、たくさんのものが詰まっている。
私が2番の歌詞を知ったのは、日本の童謡について勉強を始めた頃だった。
図書館で見つけた時、思わず声に出して歌ってしまったほど、私にとっては感動だった。
それは、子ども達がずっと忘れないでいるだろうと確信できる光景が、素直なことばの中に込められていたからだ。
この詞があってこそ、生まれたメロディーだと思う。







 
    こいのぼり
作詞 近藤宮子  作曲 不詳


やねよりたかい こいのばり
おおきい まごいは おとうさん
ちいさい ひごいは こどもたち
おもしろそうに およいでる


みどりのかぜに さそわれて
ひらひらはためく ふきながし
くるくるまわる かざぐるま
おもしろそうに およいでる
昭和6年《エホンショウカ ハルノマキ》にて








こどもの日。。
家の中からいつの間にか子どもの声が消え、静かになった。
それでも、5月5日にはちまきを買って菖蒲の葉をかざり「こいのぼり」を歌う。
「こどもの日」は、子どもだった時の自分を懐かしむ日ではないか・・・と思う。
誰もがみんな、かつては「子ども」だった。
そして今も、子どもだった自分は、こころの中に生き続けている。

みどりの風に誘われて、くるくるまわる風車をじっと飽きずに見つめる眼は、子どもの頃とちっとも変わってはいないはずだから。。。






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Posted by 白谷仁子 at 21:22音楽教室私。。。うた