
2020年12月31日
2020年の感謝を込めて。。。
「ありがとう」
この5つの文字の重みを、これほど感じた年はありませんでした。。。

2020年もあとわずか。
12月の初め、例年にない雪に、「冬が戻ってきた・・」と安心したのは私だけでしょうか。
掻いても掻いても降り続ける重い雪をサクサク掻きながら、新しく迎える年に心を踊らせました。
来年もいっぱい歌おう
来年もいっぱい笑おう。
そんなことを考えながら。
様々な場所で、様々なシーンで聞いた「ありがとう」。
言葉は不思議な力を持っている。
そして歌は、言葉を届けてくれる翼。
2021年も、仲間とともに言葉と歌を届け続けます。
どうかよろしくお願いします。
2020年12月25日
Les Feuilles Mortes 枯れ葉。。。
枯れ葉が美しいのはなぜだろう。
ときに、咲き誇る花よりも人の心を惹きつける。
人も、
一枚の葉っぱも、
与えられた命を懸命に生きることに違いはない。

《造形作家 茗荷恭介さん作 枯れ葉のブローチ》
エディット・ピアフやナット・キング・コールでお馴染みの『枯れ葉』という曲がある。
愛し合った二人はやがて人生に引き離されるが、心は離れることなく互いを想いつづける。
一つの歌を聴くたびに、その日々が蘇るのだと・・・。
カタチとして残らないものほど美しく、コトバに出来ないからこそ真実に近いのだと、歌は教えてくれる。
シャベルでかき集めた葉っぱには、誰も止めることができない「とき」の流れが彩られる。
決して同じものは一つとない。人間の一生のように。。。

名曲『枯れ葉』には、哀しさよりも幸福を感じるのは私だけだろうか。
イブ・モンタンの語る一言ひとことが、愛に満ちて聴こえるのだ。
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2020年12月19日
「ありがとう」でいっぱいのクリスマスコンサート。。。
今年も、
近江図書館クリスマスコンサートが終わった。

ずっと会いたかった人。
お世話になった人。
いつも勇気付けてくれる人。。。
たくさんの「ありがとう。」で、
かたりべホールにはいっぱいになった。

今年はストーリー(物語)をテーマに曲を集めた。
歌
・クリスマスソング
・小さな木の実
・愛の小径
・夢やぶれて(「レ・ミゼラブル」から)

ピアノはリニューアルピアノコンサートにも出演してくれた、竹中直美さん。
ソロのイタリア協奏曲第1楽章〜第3楽章の前に、バッハについての興味深いトーク。
後半は「葉っぱのフレディ」(レオ・バスカーリア)。
命について考える、大切な時を与えてくれる一冊。
ずっとずっと歌い続けてきた。
若い頃、都会の大きなホールに憧れ、本番を踏み、たくさんの素敵な出会いもあった。
でも、こうして自分の暮らす地域で音楽活動を続けていられることが、今、私の誇りとなっている。
滋賀が好き。
住んでいるまちが好き。人が好き。
ここで音楽を、ずっと作って行きたいと強く思った。

そんな、「ありがとう。」いっぱいの今年最後のコンサートが終わった。。。
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2020年12月16日
2020年の歌、唄、うた「オンラインレッスンの意味」。。。
3月。
私の生まれた月は、色んなことが動き出そうとする準備を始めます。
人も、植物も、空も。
でも、今年の3月は、私の周りでたくさんのことが止まってしまいました。
学校も、レッスンも、コンサートも。
オンラインでレッスン。
正直、ピアノや声楽のレッスンを画面越しにやることに賛成はできませんでした。
そんな私の背中を押したのは、私の呼びかけに即答でメールを返してくださった、生徒のお母様たちでした。
《youtubeより》

生徒に触れることもできず、そばで微妙な表情を見ることもできない不安さを持ちつつ、zoomとyoutubeを使ったオンラインレッスンが始まりました。


zoomによるレッスンは中学生以上の生徒に、小さな生徒には、あらかじめお家の方に家での練習を録音したものを送ってもらい、それをもとに専用youtubeを作成して、何度も見ながら練習してもらうというものでした。
youtubeのレッスンは、zoomを使えないヴォイストレーニンググループの皆さんにも、LINEからすぐ見てもらえる工夫をしました。
《レスピラシオン2「愛の讃歌」「オー・シャンゼリゼ」》

驚いたのは、オンラインレッスンを機に、「自主的に練習する」習慣がついたピアノの生徒が増えたことでした。
繋がろうとする私に、応えようとする生徒の心も嬉しく思いました。
どんな状況でも、ささやかでも、「やれること」はあるということを、私自身学びました。
7月から、ピアノも声楽も、そしてコーラスも、通常通りとはいきませんが、消毒、マスク、フェイスシールド、パーテーション・・・注意をはらいながら進めていけることに感謝しています。
そして、1日も早く、マスクを外した生徒たちに会える日を、心から待ちわびています。
2020年12月09日
2020年の歌、唄、うた「パリ国際大学都市日本館リサイタル」。。。
2月の声を聞く頃、
新しい春への憧れとともに、
少しずつ空の色が変わって来ました。
私は昨年から計画していたパリ行きに心を膨らませていました。
ずっと憧れていた国の地を、
初めて踏みしめる日の瞬間を、
どれほど楽しみにしていたかわかりません。

あの頃、
世界中が今のような状況になる事など思いもせず、
私はパリに発ち、
パリ国際大学都市に本館でリサイタルを開催したのです。


パリ国際大学都市は、
その名の通り様々な国の建造物が建ちならび、
一日お散歩していたいようなところでした。
日本館のお庭には八重の椿が見事に咲いていました。

当時パリに留学中だったピアニストさん、
横田麻友子さんのお世話で、
この夢のようなリサイタルは実現しました。
パリで活動した日本生まれのフランスの画家・彫刻家である藤田嗣治氏の絵画を目の前にし、ようやく「パリに来た・・」と実感しました。
《パリ国際大学都市に本館》


(お世話になっている「ひこね文化デザインフォーラム」の中嶋さんも駆けつけてくれました!)
ご来場くださった皆さんの温かい拍手は忘れられません。
また、たくさんの方に支えていただき公演を終了できましたこと、心より感謝申し上げます。

わずか4日間で、
リサイタル、ルーヴル美術館、凱旋門、コミック座、オペラ座、サン・ジェルマン・デ・プレ、ギャルリーラファイアット、街での買い物・・・
移動は徒歩が多く、セーヌ川沿いを何度も行き来しました。
自分の体力にこれほど感謝したことはありません。
その分パリの風景を満喫できました。
パリに留学中の教え子にも大変お世話になりました。
2020年12月05日
2020年の歌、唄、うた。。。
なぜ気づかなかったんだろう。
毎日眺めているお庭に、
少し気の早いクリスマスローズが、
一足早く蕾を膨らませていることを。。。

2020年。
今年も歌とともにたくさんの時間を過ごしました。
いろんな風が吹いて、
その風は今も止むことなく様々なものを揺らし続けますが、
音楽はいつも、
人の心の中に穏やかなメロディーを奏でてくれます。
聴いてくれる人がいて、
一緒に歌う仲間がいて、
今日も歌う自分がここにいる。
それは何も変わらない。
クリスマスローズのように、
少し気が早いかもしれないけれど、
ブログを見てくださっている皆さんと、
この1年を振り返りながら、
新しく生まれる2021年に、
胸を膨らませましょう。
2020年1月26日
エンジョイ・ザ・クラッシック
「ロマン派世界の音楽」

今年のスタートは、「エンジョイ・ザ・クラッシック〜ロマン派世界の音楽」。
2018年に開催した「エンジョイ・ザ・バロック」から3回目となる、ファイナルステージでした。


そのファイナル、ロマン派では「ワーグナー」のオペラ合唱に挑戦しました。
「出来るか出来ないか・・・」ではなく、「やりたいかどうか・・・」でプログラムを組むのが私流です。
出来上がりが見えている課題に取り組むよりも、
ジュニアオーケストラの楽器編成のこと、
男性パートが圧倒的に少ない事など課題はありましたが、
1回目のバロックからずっと一緒にコンサート作ってきた彦根JOYジュニアオーケストラの澤純子先生と相談を重ねながら、楽しく進められました。

楽しいといえば・・・
何より楽しかったのがコーラス練習。
「むずかしい・・・」
「練習だけ参加して、本番は客席で聞かせていただきます。」
などなど、始めた頃は皆、消極的な言葉が飛び交いますが、練習を重ねていくうちに本番を楽しみにする様子に代わっていきます。
仲間のそんな顔を見ているのが、私は大好きです。
「プロの合唱団は上手くて当たり前。私たちは私たちの合唱を精一杯作ればいい。」
そう言い続けてきた私に、仲間はついて来てくれました。
コンサートにはソリストの演奏やオーケストラの熱演も。
詳しくは、2020年1月27日のブログをご覧ください。
↓ ↓ ↓
ありがとうございました!!『エンジョイ・ザ・クラッシック〜ロマン派音楽の世界』

次回はパリでのリサイタルのお話を。。。
毎日眺めているお庭に、
少し気の早いクリスマスローズが、
一足早く蕾を膨らませていることを。。。

2020年。
今年も歌とともにたくさんの時間を過ごしました。
いろんな風が吹いて、
その風は今も止むことなく様々なものを揺らし続けますが、
音楽はいつも、
人の心の中に穏やかなメロディーを奏でてくれます。
聴いてくれる人がいて、
一緒に歌う仲間がいて、
今日も歌う自分がここにいる。
それは何も変わらない。
クリスマスローズのように、
少し気が早いかもしれないけれど、
ブログを見てくださっている皆さんと、
この1年を振り返りながら、
新しく生まれる2021年に、
胸を膨らませましょう。
2020年1月26日
エンジョイ・ザ・クラッシック
「ロマン派世界の音楽」

今年のスタートは、「エンジョイ・ザ・クラッシック〜ロマン派世界の音楽」。
2018年に開催した「エンジョイ・ザ・バロック」から3回目となる、ファイナルステージでした。


そのファイナル、ロマン派では「ワーグナー」のオペラ合唱に挑戦しました。
「出来るか出来ないか・・・」ではなく、「やりたいかどうか・・・」でプログラムを組むのが私流です。
出来上がりが見えている課題に取り組むよりも、
ジュニアオーケストラの楽器編成のこと、
男性パートが圧倒的に少ない事など課題はありましたが、
1回目のバロックからずっと一緒にコンサート作ってきた彦根JOYジュニアオーケストラの澤純子先生と相談を重ねながら、楽しく進められました。

楽しいといえば・・・
何より楽しかったのがコーラス練習。
「むずかしい・・・」
「練習だけ参加して、本番は客席で聞かせていただきます。」
などなど、始めた頃は皆、消極的な言葉が飛び交いますが、練習を重ねていくうちに本番を楽しみにする様子に代わっていきます。
仲間のそんな顔を見ているのが、私は大好きです。
「プロの合唱団は上手くて当たり前。私たちは私たちの合唱を精一杯作ればいい。」
そう言い続けてきた私に、仲間はついて来てくれました。
コンサートにはソリストの演奏やオーケストラの熱演も。
詳しくは、2020年1月27日のブログをご覧ください。
↓ ↓ ↓
ありがとうございました!!『エンジョイ・ザ・クラッシック〜ロマン派音楽の世界』

次回はパリでのリサイタルのお話を。。。