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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年01月29日

ジョウビタキさん、ジョウビタキさん。。。

ジョウビタキさん。
ジョウビタキさん。

橙色のおなかを膨らませ
愛らしい二つの目でもって
周りの景色に温もりを撒く。

冬の寒空に負けぬように。。。


《冬鳥 ジョウビタキ》




ジョウビタキさん。
ジョウビタキさん。

昨夜の澄んだ星空と
おもいがけず冬鳥に逢える瞬間の喜びをおもうと
震えるような朝の冷たい空気までが
美しい絵の一部になる。








ジョウビタキさん。
ジョウビタキさん。

ただ可愛いと…
それだけで満足だった私の心は
年月と共に
少しずつかわって来ている。

愛らしければ愛らしいほど
愛おしければ愛おしいほど
悲しみにも似た
小さな想いが心に生まれるようになった。







命を与えられたものだけが持つ
せつない、はかない美しさが
だんだんと
見えるようになってきたのかもしれない。。。

  


Posted by 白谷仁子 at 21:35私。。。鳥さん

2015年01月24日

海を越えて。。。

海を越える。。。
今の時代、それは難しいことではなく、からだは簡単に居場所を変えることが出来る。


《サントリー山崎蒸溜所》





連続テレビ小説「マッサン」を観るまで、ウィスキーにはあまり興味がなかった。
お酒も、お料理も、それぞれの生い立ちを知るところから、「好き」は始まるのかもしれない。。。

海を越えてきた花嫁さん…
そして、日本から海を渡って遠い異国にいった花嫁さん。
地球上にはいったいどれほどの知られていないストーリーがあるのだろう。。








私には、海の向こうで暮らす、大切な教え子がいる。
一人はアメリカ、もう一人はイタリア。
教え子と言っても、私と10歳も離れていない、今となっては大切な友達…同士のような気持ちだ。
めったに逢えないけれど、ことあるごとに彼女らのことを思い出す。
それは、日々、自分がどれだけていねいに、過ぎて行く時間を重ねているかを、自分自身確認する瞬間でもあり。。。
心が海を越える瞬間でもある。。。








*イタリアのボローニャ在住、長浜市出身の鈴木かおりさんが、1月25日の17時から、NHK BS1 の『地球アゴラ 』という番組に出演します。




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Posted by 白谷仁子 at 23:56音楽教室私。。。

2015年01月19日

小さな耳。。。

花には目もない、口もない。
けれど
花びらと花びらの間に
見えないほどの小さな耳を持っている。。。








玄関の植物達が、ある時元気をなくしている
ちゃんとお水をあげていたのに・・・
日当たり、お水の量、育て慣れた品種なら尚のこと気になる。。。

生徒のお母さんに、ある時聞いた事。
植物はその家の人の痛みや悲しさを吸い取ってくれるのだと。。。

植物は…花たちは、私たちに元気を与えてくれる。
美しいものなら、この世にいっぱいあるけれど
花は、生きている私たちに、生きている力を与えてくれる。。。

今日は母にワイン色のカーネーションをプレゼントした。
偶然なのか、心が通じたのか、母はカーネーションと同じいろのセーターを着ていた。

ずっとずっと前…大輪の花であふれた玄関のプランターにお水をやりながら、「いっぱい咲いてくれてありがとう〜」とパンジーに歌いかけていた母。
おかしくて、クスクス笑っていた私に母が言った。
「お花はちゃーんと聞いてるよ。」
母はあの日のことを、まだおぼえているだろうか。
そんなことを考えながら、玄関の扉を開けた。。

溜め息をきいてくれた小さな耳に
今度はたくさんの「キレイ」と「アリガトウ」をお返ししてあげよう。。。
そう思った。






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Posted by 白谷仁子 at 22:07お花私。。。

2015年01月14日

ボローニャからの便り。。。


数日前、ボローニャから一通の封筒が届いた。
宛名の文字を見た途端、その手紙が誰からなのかすぐわかった。。。








新年の挨拶。
遠いイタリアから、メールならばすぐに済んでしまうハガキ2枚分の整った文字に、私は彼女らしい丁寧な心を読みとった。

空を飛んで、私のもとに届いた2枚のはがきと数枚のカードは、マドンナ・ディ・サン・ルーカ聖堂のもの。
サン・ルーカ聖堂でコンサートがあった時、私に買い求めてくれたというはがきは、しっかりと私の好みのツボをおさえている。
離れていても付き合いが長いとうことはこういうことなのかもしれない。。







丘の上にあるというサン・ルーカ聖堂。
私はまだ行ったことがないが、その絵はがきを手にしただけで、その土地の風土とか、空気の感触が瞬間伝わるような気がした。。。
ポルティコをワクワクしながら、手をつないで歩いている自分が見えた。








いそいでお礼のメールを書きかけて、やっぱりやめた。
しばらく滋賀に戻っていない彼女に、たくさんの滋賀を送ってあげようと…そう思ったのだ。。。



  


Posted by 白谷仁子 at 22:34私。。。

2015年01月12日

手を繋ぐ。。。

さくら色のスィートピーを父に見せた。

あわてて駆け込んだ花屋の奥で、その子は一番始めに私の眼を引き寄せたのだ。

山野草を愛する父。
ギボウシ・ツワブキ・シダを好み、小さいけれど手入れの行き届いた庭の風景は、今の私の庭造りにいかされている。

「父はなんと言うだろう・・・」そんな事を楽しく考えながら、父のもとへ急いだ。








どんな時も「幸せ」は感じられる。
もしかしたら、大変な時ほどその重みを深く感じるのかもしれない。
言葉に出来ないほどの幸せを感じるから、音楽があり、絵画があり、人は「表現」することを止めないのだろう。。








厳格だった父。
小さい頃は、甘えて抱きついたり、手を繋いだり出来ない雰囲気があった。。。

さくら色のスィートピーを見た父は
「きれいだなぁ…」と何度も何度も繰り返した。

そして、思い出したように言う。。。

「今度はいつ歌うの?」

私には歌いたいうたがありすぎる。
言葉では言い尽くせない「幸せ」が、心の奥でいつも小さな音をたてているのだ。

「うん!今年もいっぱい歌うよ。」

そう言って父の手をさするように握った。
「ほぉか。。楽しみやなぁ。」
父は、私の手を何度も何度もギュッと強く握って返してくれた。

こんな風に父と手を繋いだのは初めてかもしれない。
もしかして…そうでなくても、この温もりは、私と父の「はじめて」にしよう。。。
そう思った。。

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Posted by 白谷仁子 at 22:10私。。。

2015年01月11日

高宮神社えびす祭り〜おとくら野菜市!。。。

おとくらの店の前を、福笹を持った人達が行き交う風景。
歴史ある中山道のまちに、それはとても相応しく自然なものだ。






座・楽庵 おとくらの真正面にそびえ立つ高宮神社の鳥居は、コンサートやギャラリーに訪れる人々にとって、大きな目印になっている。
今日は、その高宮神社のえびす祭り。






昨年につづき、おとくらではぜんざいとコーヒーの販売が行われ、店先では「えびす祭り100円野菜市」が開かれた。
朝10時、彦根市内でていねいに作られた新鮮なお野菜がおとくらの店先にズラリと並び、通りかかる人の足をとめた。

大根、白菜、ほうれん草、カブ、春菊、水菜、チンゲンサイ、金時人参、辛み大根、里芋、新ジャガなどなど。。。
大きな大根は、神社でふるまわれたからみ餅にも使われた。
店先では、高宮の人とのお野菜を使ったお料理談義にも花が咲いていた。






たくさんのお野菜は、午後2時半にほぼ完売。
商売繁盛の神様は、おとくらにもご褒美をくださった。。。






新ジャガを気に入ってくれた、かわいいお子さん連れの若いご夫婦。
白菜を半分こするのだと、二人で一つの白菜を購入された、仲良しのご婦人。
車で通り過ぎてから、気になったジャンボ大根を買いに戻って来てくれた男性。

そして、「去年の人が作った野菜やろ?今年も待ってた。」と言ってくれたベテラン主婦の言葉に、私たちの心はポカポカ温かくなった。。。

「また次も、きっときてくださいね。心のこもったお野菜を、お腹いっぱい食べて下さいね。。。」




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Posted by 白谷仁子 at 21:15地域活動食べ物

2015年01月09日

生徒が出演!『天国と地獄』〜びわ湖ホール。。。

大津市の琵琶湖畔にそびえ立つホール『びわ湖ホール』。
音楽を愛する者なら誰もが憧れる夢の大舞台で、オッフェンバック作曲 のオペラ『天国と地獄』が、1月10日(土)・12日(月)の両日、14:00より開演されます!






このオペラの合唱には、4団体の合唱団が出演。
私はその中の一つ、「長浜市民有志による合唱団」が立ち上げられた当初、指導を担当しました。

合唱団の中には、私のもとに通う声楽の生徒も。
高校生の池田百花さん、尾本祐菜さん、中学生の寺田結実さんの3人です。(「続き」で紹介)








明日は、夢の大舞台でとびきりの思い出を作ってくれることでしょう。
神様もきっと歌い踊り出すような舞台を。。。



『天国と地獄』公演情報
http://www.biwako-hall.or.jp/2014/09/9659/




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Posted by 白谷仁子 at 22:58コンサート音楽教室

2015年01月08日

『天の声、心の声』2015年に寄せる想い。。。


天の声をききながら
心の声を探す自分がいる。

受け止めること。
きりひらくこと。

人間はその両方の力を持っている。。。







『ほんとう』の数は、けして一つではない。
あの時も、この時も、全部が『ほんとう』の自分なのだ。
心の声に『ウソ』はない。

沢山の選択肢からたった一本の道を選ぶ瞬間、
私たちは心の声に耳を澄ます。






「自分を信じれば、心の声ははっきりと耳に届く」

そんなことを感じながらむかえた2015年。
たくさんの音楽と
美しい歌たちと
それを分かち合う大切な人たちと・・・

ともに生きてゆくことの幸せを守る事が
今の自分にとってかけがえのないことなのだと。。。

天の声が教えてくれた。


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Posted by 白谷仁子 at 23:42私。。。