この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。  

Posted by 滋賀咲くブログ at

2013年06月30日

ゆかたdeコンサート。。。


16歳の時だった・・・。

初めて自分で仕立てた浴衣は、紺地に白い花の模様。。。



  《昨年のチャペルコンサート。洋風にGuy Larocheの浴衣で・・・》




お着物好きな私・・・もちろん浴衣も大好き。

その大好きな浴衣で8月11日、コンサートに出演。
場所は、彦根市高宮の「不破邸」さん。

昔ながらの木綿の浴衣。
藍染めの浴衣。
夏きもの風の浴衣。
洋風なデザイン。

「不破邸」さんに似合うのは、どんな浴衣かしら。。。

お客様にも気楽に浴衣で参加できる『ゆかたdeコンサート』。






リーダー久保君を中心に、念入りなミーティング。
おとくらの学生さん達の心のこもったコンサート企画・・・お楽しみに。




    線香花火
     
      作詞・作曲:さだまさし


ひとつふたつみっつ流れ星が落ちる
そのたびきみは 胸の前で手を組む
よっついつつむっつ流れ星が消える
きみの願いは さっきからひとつ
きみは線香花火に 息をこらして
虫の音に消えそうな 小さな声で
いつ帰るのと きいた

あれがカシオペア こちらは白鳥座
ぽつりぽつりと 僕が指さす
きみはひととおり うなずくくせに
みつめているのは 僕の顔ばかり
きみは線香花火の 煙にむせたと
ことりと咳して 涙をぬぐって
送り火のあとは 静かねって

きみの浴衣の帯に ホタルが一匹とまる
露草模様を 信じたんだね
きみへの目かくしみたいに 両手でそっとつつむ
くすり指から するりと逃げる
きみの線香花火を 持つ手が震える

揺らしちゃ駄目だよいってるそばから
火玉がぽとりと落ちて ジュッ



詳細発表まで、あと少し。。。
素敵な夏の夕涼みを共に過ごしましょう。




  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 19:59コンサート

2013年06月29日

感動の一日。。。


感動の一日が終わった。。。

みんな、本当に大きく成長した。

ちいちゃい頃、思うように弾けず泣いてばかりいた子。
来ても、お話ばかりしていてちっとも弾かない子。
勉強・部活の両立に悩み続けている子。。。
沢山の思い出は、音符一つ一つに込められている。

いつか私を飛び越えて欲しい。
そして、自信に満ちた笑顔で、私を振り返って欲しい。


ピアノ・音楽に限った事では無い。
真に尊いのは、「続ける」ということだ。

「続ける」ということは、色んな自分に勝っていかねばならない。
ただ「好き」というだけでは続かないのだ。

私は幸せな先生だ。。

生徒がかわいい。
本当にかわいい。

そう思える私は、本当に幸せな先生だ。

舞台袖で、何度も何度も心が熱くなった・・・


《今日の記念品のミニ薔薇 花言葉は「無意識の美」》




私の大切な生徒達に、心を込めてこの言葉を。。。


『God doesn’t require us to succeed; he only requires that you try.』
                          Mother Teresa 

(神様が私たちに望んでいること、それは成功ではなく、挑戦すること〜マザー・テレサ) 






  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 21:40コーラス音楽教室

2013年06月28日

おかえりなさい。。。

コンサート、講演会、発表会・・・
レッスン室のピアノの上は、楽譜やプリントの山。

親愛なるDIAPASONも、重たそう。。。
とりあえず・・・と山積みの楽譜をお片付けしようと仕分けしていたら、、、
ふと、目にとまった手書きの楽譜。。


『おかえりなさい』


さわりだけ・・・弾き語り。






『おかえりなさい』
     詩 白谷仁子
     曲 岡田健太郎

おかえりなさい
今日は嬉しいことがあったの?
おかえりなさい
今日はいくつの花をみつけたの?

あなたの帰る時を 静かに待ちながら
私の小さな胸は 両手を広げる

おかえりなさい
今日はどんな人に出会ったの?
おかえりなさい
今日も私のところへ


おかえりなさい
今日は悲しいことがあったの?
おかえりなさい
今日はどんな星をかぞえたの?

あなたの帰る場所は とても小さいけど
私の心の全部 あなたのものだよ

おかえりなさい
そっと眠らせてあげるから
おかえりなさい
ずっと私のこの胸で

おかえりなさい・・・




2011年9月、2年前、高取山の「森のドーム」で、合宿中の滋賀県立大学多賀木匠塾の学生さんと楽しんだコンサート。
その時共演した、岡田健太郎さんに、曲を付けて頂いた、私のオリジナル。

コンサートでは、健太郎さんがピアノで歌った。
歌っていると、心が温かくなる。。。






沢山の意味を持つ言葉・・・
そして、沢山の優しさを持つ言葉。

大切な人を待つ・・・とても尊い気持ち。

「おかえりなさい」





  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 21:54うた

2013年06月27日

発表会とジャガバター。。。


発表会まで、残すところ1日となった。
昨年に続き、今年も沢山の生徒さんが参加。


毎年、やることは同じなはずなのに、なぜかいつも新鮮だ。
それはきっと、生徒達が年々、色んな意味で成長しているからだろう。。。

  《2012年発表会》




今年も、私が指導しているコーラスグループ《ユウスゲ》の発表がある。



Programは「ゴンドラの唄」「ソレアード」「夏の思い出」他。。。
柔らかく、品のあるハーモニーが自慢です。






子供の成長は目を見張るものがある。。。

私が関わるのはその成長の、ほんの一部分にしかすぎない。

その一部分に関われる事が、私は本当に嬉しい。

そしてお母さんや、おばあちゃんと共に、ささやかな事に一喜一憂出来る幸せに、心から感謝している。。





今年は、生徒に人気だったドラマ、「泣くなはらちゃん」の挿入歌『私の世界』の合奏も試みてみた。
そして、みんなの心を一つにしたいから・・・最後に全員で『花は咲く』を歌う。。

発表会は明後日。
みんな精一杯楽しんでね。。。



  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 21:03コンサート

2013年06月26日

実りある人生。。。

果樹がお庭にあると、とても幸せな気持ちになる。
花が咲き、甘い香りを放つ頃になると、今度は実りを心待ちにするようになる。

愛らしい実のブルーベリー・・・
花言葉は「実りある人生」。






馬酔木の花に似た、ブルーベリーの可愛い花をじっくり見たのは、今年の春が初めてだった。

ブルーベリー「実りある人生」。。。
もともと1本では実がなりにくいと聞いた事があるけれど、あの鈴のような可憐な花を見ていると、まるでピッタリな花言葉のように思える。






1本の木に咲く沢山の鈴のような花・・・
その花が実となり、一つ一つに人生が詰まってる。

私達が毎日迎える新しい朝は、「1日」という小さな人生のはじまり。。。

「実りある人生」。。
それは、自分で種を蒔き、お水を与え、花を咲かせ、実らせることなのだ。。。




  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 18:43お花私。。。

2013年06月25日

帰り着くところ。。。

夏の夕方から夜にかけて咲く「からすうり」。
ユウスゲ、ハスをはじめ、夕方から夜に咲く花は、どれも可憐で妖艶な魅力を持っている。


《からすうり 花言葉「よき便り」「誠実」》





小学校に入学するまで暮らした、長浜の町中。
私の住んでいた社宅から直ぐ近くの空き地にあった古いフェンス。

秋になると、フェンスに巻き付いたツルには、大きな宝石のような紅色の玉が沢山なっていた。

4つ違いの兄の影響で、私はかなり「アウトドア派」の女の子だった。
カラスウリのなっていたフェンスは高い上に古く、幼稚園児が一人で遊ぶような場所では無かったが、私はその場所の夕暮れ時の風景がお気に入りだった。

小さい頃の好奇心は、「音楽」という華やかな夢にすり替わり、やがて「都会」での暮らしの影に、隠れてしまった。






幼いときに味わった、もぎたてのトマトの味は、大きくなっても決して忘れることは無い。

ジャンクフードばかり食べている、一人暮らしの学生だって、小さい頃にお家で食べた昆布出しの煮物の味は決して忘れない。

小学校の音楽の時間、意味もわからず歌った童謡も、大人になって思い出すとなぜか心に響く。。。






子供の頃の体験は、ずっと時が流れても心の奥底にチョコンと腰をおろしている。
人は、ちゃんと帰り着く所を知っている。


今、殆ど見なくなった「カラスウリ」。。。
この花が、紅色に光る玉を実らせる頃、私の幼い頃の思い出がまた、ふるさとを色濃くするだろう。。







  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 22:24ふるさと日本の歌食べ物

2013年06月24日

境界線。。。


小さい頃・・・境界線はなかった。
花も、虫も、みな「私の世界」の一員だった。







古い工場のフェンスにまとわりついた蔦の葉の裏に、ビッシリとひしめき合う黄金虫の国。

空き地の草むらを歩くと、びっくり箱みたいにピョンピョン飛び出すコオロギ。

モンシロチョウチョウと鬼ごっこ。。。













いつの間にか、私の中で境界線が出来ていった。
黄金虫王国も、コオロギのびっくり箱も、鬼ごっこのモンシロチョウチョウも・・・
私の世界から忘れ去られていった・・・一つの短い詩に出会うまで。




『虫 』八木重吉

虫が鳴いている
いま ないておかなければ
もう駄目だというふうに鳴いている
しぜんと
涙がさそわれる
 
 


八木重吉の『貧しき信徒』の中で、私が最も好きな詩の一つ。
人間に限らず、「生きる」事の重さと儚さを感じる。。。

人間よりも、ずっとずっと小さな体で、生きていることを訴えている・・・歌っている小さな虫たち。

彼らには、境界線などありはしない。

もちろん・・・今の私にもない。。。









  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 21:57

2013年06月23日

紫陽花の八重咲く如く。。。


6月の雨の時を美しく飾る花。。。
雨に打たれる定めを知っていたかのように、蕾は固く閉じ、一つ一つの花弁は雨の雫をかわすように小さい。






小さな小さな蕾が一つずつ開きはじめ、それがやがて大輪の花となる。
こうして紫陽花は6月の花の王様にのぼりつめる。

雨のシチュエーションを、これほどまでに演出できる花は他にあるだろうか。。。







紫陽花の八重咲く如く、弥つ代にを、いませわが背子、見つつ思はぬ
                          橘諸兄

(・・・紫陽花が八重の花を咲かせるように、いつまでも栄えてください。私はあなた様を見仰ぎつつお慕いいたします・・・)

奈良時代の終わり、日本でもっとも古い歌集『万葉集』にも・・
紫陽花の花は「男性」に例えられている。






我が心を、花に託す・・・時代が変わった今も、人の心は変わっていない。。
だから音楽は、歌は、芸術は枯れること無く生き続けるのだ。。。






  


Posted by 白谷仁子 at 21:09お花

2013年06月22日

コンサートを終えて。。。


コンサートを終えた瞬間・・・
いつも思い浮かぶ光景がある。

画用紙いっぱいに書かれた音符と、ドレスを着た女の人。
周りには向日葵やチューリップ、そしてモンシロチョウ。。。

そして画用紙の右端には『ママ』と大きな文字。


《コンサート風景》




『青水無月に・・・』は「たんぽぽ」から始まり、最後、「悲しくなったときは」で終わるまで、お客様を身近に感じながら、温かい時間を過ごせた。


《3歳から私が指導している生徒と2重唱》




おとくらで初めてコンサートを企画してから、もう4年が経つ。
学生さん達は、企画を通して沢山の事を学び、少しずつ成長し、後輩達はそれを受け継ぐ。







大きなステージも、小さなステージも、私にとってはみな同じ。。。
「歌を続けてきて、本当に良かった・・・」


たった1度だけ、歌をやめた方が良いのではないかと、悩んだ時期があった。
それまで欠かさずやっていた発声練習をしなくなった私に、小さな娘が黙って毎日、私に絵を書いて見せてくれた。


画用紙いっぱいに書かれた音符と、ドレスを着た女の人。
周りには向日葵やチューリップ、そしてモンシロチョウ。。。

そして画用紙の右端には『ママ』と大きな文字。




今こうして歌っているからこそ、得たものがある。

今こうして歌っているからこそ、今の私がある。

今こうして歌っているからこそ、出会えた大切な人がいる。。。





『コンサートあれこれ』⇩  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 23:43コンサート日本の歌

2013年06月21日

夏椿によせて。。。


青水無月・・・
青葉が茂り、その葉達を天からの恵みの雨が輝かせる頃、それまで頑なに沈黙を守っていた固い蕾は、まるで封印を解かれたように「一つ・・・また一つ・・」と花を開かせる。






やっと開いた白く柔らかな花弁は、僅かな時を楽しみ、静かに「花の時」を終える。

夏椿の花は「歌い手」のように。
僅かなステージを終え、舞台裏へと姿を消してゆくのだ。






明日は《おとくらコンサート》『青水無月に・・・』。
中田喜直の歌曲を集め、「命」「母」「抒情」を私なりに表現したいと思っている。


明日の朝、寄り添うふたつの蕾は、白く柔らかな花弁を開くだろうか。。。
















  


Posted by 白谷仁子 at 21:09お花