この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。  

Posted by 滋賀咲くブログ at

2018年08月30日

コンサート『音楽と絵画の出逢い』エンジョイ・ザ・クラッシック アウトリーチ・ミニコンサート!。。


9月2日(日曜日)、近江はにわ館 第Ⅰ展示室(近江図書館内)にて、平成30年度滋賀県アートコラボレーション事業「エンジョイ・ザ・クラッシック アウトリーチ・ミニコンサート『音楽と絵画の出逢い』を開催します。

お題は、《モーツァルトの調べ》!!!



《モーツァルトの故郷 ザルツブルグの街並み(ホーエンザルツブルグ城から撮影 BY Studio ecole)》







昨年度の観音寺『お寺DEコンサート』から1年。
昨年度のバロック音楽につづき、今年度は古典派のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに焦点を当て、9月2日(近江図書館にて一般公開)を封切りに、12月に3回開催される小中学校等へのアウトリーチ・コンサートを経て、来年1月27日(日)、ルッチプラザ ベルホールにて集大成のコンサートが開催されます。

幼少時代から、音楽の神童と呼ばれ、天才の名を欲しいままにしたモーツァルトの、あまりにも偉大で、そしてあまりにも短すぎる生涯に残した数ある名曲から、ほんの一部ですが、9月2日の午後、皆様にお楽しみいただけるプログラムをご用意しました。



《会場となる近江図書館の展示室は、昨年新しくリニューアルしたばかり》




フルートとピアノと声楽。
初秋の午後のひとときを、モーツァルトの音楽で、ご家族・お友達と共に近江図書館でゆったりと過ごしてみませんか?。。。

2018年9月2日 午後2時開演。
場所:米原市立近江図書館展示室
入場:無料
出演:中川真由美(フルート)、澤村優子(ピアノ)、白谷仁子(歌・お話)




9月2日、みなさんにお会い出来るのを、出演者・スタッフ一同、心から楽しみにしています。





  


2018年08月21日

百日紅の揺れる日に。。。


  君が笑む 百日紅の 揺れる日に
        奇蹟の蝶か 寂光院の夏







あちこちで百日紅の花が咲いている。
夏の暑さをもろともせず、赤、白、ピンクと花を揺らす姿に、強い「思い」を感じるにはなぜだろう。



《百日紅(サルスベリ) 花言葉「愛嬌」「あなたを信じる」》






それぞれの季節に、会いたい樹木が、花がある。
時間に追われる毎日の中で、そこだけは時間を自在にあやつれるような気がする。
うぬぼれかもしれないが、私はそう思っている。







静かな場所の住人たちは、時に奇蹟をくれる。
のぼる石段に、池の中に、杉林の石碑のあたりに・・・
こっそり潜んでこちらをうかがっている。

奇蹟の瞬間をあやつりながら。。。



*お知らせ*
8月最後の週末、彦根市荒神山公園で『荒神山フェスティバルLife&Art2018〜人間やってこい!』が初開催されます。
詳しくは湖東地域定住支援ネットワークのブログ《ほっと湖東》をご覧下さい。↓
http://cotoh.shiga-saku.net/

  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 21:37お花私歌

2018年08月17日

水を恋う。。。


コップにくんだ水をジッと見つめていると、心が落ち着いてくる。
ただジッと見て、そして一気に飲む。

噛まなくても水は私の口の形となって、喉の形となって、心の底に流れていく。
『ハウルの動く城』のサリマン先生のように、私たちは水を自在に操ることは出来ない。どんな道具を使っても、どんなにお金をかけても。

当たり前のように身近なものに対し、私たちはあまりにも無力であることを、時に知らされる。。。







              水のこころ
                   高田敏子

            水は つかめません
            水は すくうのです
            指をぴったりつけて
            そおっと 大切に──

            水は つかめません
            水は つつむのです
            二つの手の中に
            そおっと 大切に──

            水のこころ も
            人のこころ も








  


Posted by 白谷仁子 at 20:01私。。。

2018年08月10日

おかえりなさい。。



「おかえりなさい。。」

少し小さめのキアゲハが、ニチニチソウの蜜を吸っていた。
8月も10日を過ぎると、気のせいか小さな来客達が頻繁に庭にやってくる。







この夏は、お花達にとって暮らしやすい環境ではなかったが、ニチニチソウだけは、所狭しと花壇にひしめきあっている。
花にとまったり離れたり、何度も何度も繰り返しながら、キアゲハはお腹いっぱいになるまで私とニチニチソウの側を離れなかった。

キアゲハが思う存分蜜を吸い終えるまで、私はお庭のお水撒きの手を止めた。
そしてゆっくり思い出していた。
遠い遠い日を・・・。


夏休みのラジオ体操期間が終わると、一足早く母の実家に一人旅したこと。
裏山に一人で登って、クマンバチに追いかけられて泣きながら走り戻って来たこと。
夜、大きな蚊帳の中で一緒に眠った大好きなお婆ちゃんが、とてもいい匂いだったこと。

みんなに、心からかわいがってもらったこと。。。



《ニチニチソウ花言葉「楽しい思い出」》




楽しい思い出に、涙がこぼれるのはなぜだろう。
二度と戻れない日々は、匂いまでもがどうしてこんなに鮮明なのだろう。

迎え盆に送り盆。
キュウリのお馬は急ぎ足。
ナスのお牛はゆっくりと。

こんな小さくて、だけど大切な1つひとつを、この夏も娘たちと楽しもうと思う。
「おかえりなさい。。」と心を込めて。。。



      続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 21:07お花私。。。

2018年08月05日

映画「フジコ・ヘミングの時間」(小松莊一良監督)。。。


映画「フジコ・ヘミングの時間」(小松莊一良監督)を観た。
劇中流れた、フジコ・ヘミングさんが子どもの時に弾いて以来というベートーベン作曲『ピアノソナタ第14番 (月光)』が、今も揺れる小舟のように私の耳の奥で響いている。








京都という街は、とても近くて、時にとても遠い。
街を歩き始めると、もうずっと住んでいたかのような空気に包まれる。

京都の「古今烏丸」3Fの京都シネマへは、一昨年の「パコ・デルシア 灼熱のギタリスト」以来だった。
あの映画の感動から、もう2年近くが過ぎていることに幸せな違和感を感じながら、私はまん中の席についた。







好きな物に囲まれて暮らすパリの自宅。
20年前のNHKで観たドキュメンタリー番組の時とは違って見えた美しい横顔。
幼少の頃を回想し語る口調。
真実を語る瞳。
そしてそこに、同じ女性としておぼえた共感。







月の雫が水面に落ちたような音色で始まったエンドロールは、ドビュッシー作曲『ベルガマスク組曲 第三曲〜月の光』。
最後の音が終わるまで、誰一人席を立たなかった。
そういう映画が、私にとっての「いい映画」だ。






「フジコ・ヘミングの時間」。
映画を観ている人は、それぞれの「私の時間」を感じた。

そして・・・
私の京都での小さな夏休みの一日が終わった。






  


Posted by 白谷仁子 at 21:03コンサート私。。。