
2022年04月10日
詩人 野口雨情 生誕140年に寄せて。。。
今年、2022年5月29日は、童謡・民謡詩人である野口雨情の生誕140年にあたります。
2013年、CD「白谷仁子 日本の歌シリーズ 野口雨情の童謡と民謡 “やがて土に”」(piano 竹中直美)が完成し、多くのステージで雨情の童謡・民謡を歌ってきました。
野口雨情の詩の世界と私。
この節目のときに、また新たな気持ちで、「やがて土に」という雨情の言葉と向き合って見たいと思います。

私が北茨城市磯原に訪れたのは2011年1月27日、震災の起こる43日前の事でした。
そしてその日は、詩人〈野口雨情〉の命日でした。
その日、野口雨情生家を訪れた私は、その落ち着きある佇まいに、何か『懐かしさ』のようなものを感じました。生家の2階の窓から見える海を眺めていた私の目の前を、大粒の雪が舞い始めた頃には、もうすっかり雨情の童謡・民謡の世界に引き込まれていました。
思えば、物心付いた時から雨情の童謡は私にとって、とても身近なものでした。
それは特別誰かに習ったわけでもなく、ただ、毎日のように家のどこからか聴こえてくる母の歌声が、私と雨情との出会いを作ってくれたのです。
ある時は足踏みミシンの「カタカタ・・」という音と共に、ある時はまな板の「トントン」という音と共に。
時折夕暮れ時に聴こえてきた母の歌う《赤い靴》は、私を言いようのない寂しさで包み込みました。
物悲しいメロディーにのせて歌われる、「いっちゃった」というフレーズは、子供心に『戻れない』『引き返せない』という、深い悲しみを感じさせました。
私が、赤い靴を履いていたきみちゃんという女の子が実在していたという事、そしてこの歌にまつわるエピソードを知ったのは、ずっと後になってからの事でした。
不思議なのは、幼い私が耳にした母の歌う《赤い靴》の印象は、その事を知った大人になった今も、全く変わらないということです。
〜 CD「白谷仁子 日本の歌シリーズ 野口雨情の童謡と民謡 “やがて土に”」から〜
赤い靴
『青い眼の人形』から
赤い靴 はいてた
女の子
異人さんに つれられて
行つちゃった
横浜の 埠頭から
船に乗つて
異人さんに つれられて
行つちゃった
今では 青い目に
なつちやつて
異人さんのお国に
ゐるんだらう
赤い靴 みるたび
考へる
異人さんに逢ふたび
考へる
「小学女生」大正10年12月。
「小学女生」に掲載された初出形では第一連一行目〈はいてた〉→〈はいてゐた〉。第二連二行目〈船に〉→〈汽船に〉。第四連二行・三行・四行目〈考へる/異人さんに逢ふたび/考へる〉→〈思ひ出す/異人さん見るたび/思ひ出す〉である。
2019年03月11日
も一度 わたしは逢ひたいな。。。
朝、
音のないテレビの画面に目をやると、石に刻まれた「あいたい」の文字がうつされていた。
今日は8度目の3.11。
日常使う何気ない言葉が、今朝ほど心に悲しく響いたことはない。
あいたい。
会いたい。
逢いたい。
歌は数え切れない「あいたい」を伝え続けてきた。
どれだけ美しくそのことを伝えようとしても、消えることのない悲しみに勝てることはないだろう。
それでも歌は愛され、うたい継がれている。
空間に解き放たれた瞬間に消えていく音楽。
そして、永遠に自分の心に刻まれて消えない音楽。
その音楽の力を信じたいと、私は願う。。。
十五夜お月さん
野口雨情 詩/本居長世 曲
十五夜お月さん
御機嫌さん
婆やは お暇いとまとりました
十五夜お月さん
妹は
田舎へ 貰(も)られて ゆきました
十五夜お月さん 母(かか)さんに
も一度
わたしは逢ひたいな。
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音のないテレビの画面に目をやると、石に刻まれた「あいたい」の文字がうつされていた。
今日は8度目の3.11。
日常使う何気ない言葉が、今朝ほど心に悲しく響いたことはない。
あいたい。
会いたい。
逢いたい。
歌は数え切れない「あいたい」を伝え続けてきた。
どれだけ美しくそのことを伝えようとしても、消えることのない悲しみに勝てることはないだろう。
それでも歌は愛され、うたい継がれている。
空間に解き放たれた瞬間に消えていく音楽。
そして、永遠に自分の心に刻まれて消えない音楽。
その音楽の力を信じたいと、私は願う。。。
十五夜お月さん
野口雨情 詩/本居長世 曲
十五夜お月さん
御機嫌さん
婆やは お暇いとまとりました
十五夜お月さん
妹は
田舎へ 貰(も)られて ゆきました
十五夜お月さん 母(かか)さんに
も一度
わたしは逢ひたいな。
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2018年04月30日
童謡「赤い靴」の魔法。。。
5月20日開催のコンサート「あのころVol.4」を前に、ラ・ルミエールでは童謡を4曲練習している。
「赤とんぼ」「待ちぼうけ」「青い眼のお人形」そして、「赤い靴」。
当初は、「赤い靴」をコーラスのプログラムに入れてはいなかった。
「赤い靴」は、ソロで歌うのが一番相応しいと思っていたからだ。
きみちゃんへの思いは、歌う人がそれぞれに持っていればいいと・・・そう思っていたから。
「ねぇ、きみちゃん。。。」

当時、広いひろいこの世界に、きみちゃんのような女の子はいったいどれほどいたのだろう。。。
夢をもつこと、笑いあえること、お庭をお花でいっぱいにできること・・・
そんな当たり前なことを、たくさんのきみちゃんにさせてあげたかった。
そう思うのは、私だけではないはず。

たくさんの声の「赤い靴」は、遠い空の向こうまで届くだろうか。
ラ・ルミエールの歌声は、きみちゃんに届くだろうか。
2011年5月27日。
野口雨情のCD「やがて土に」の録音からもうすぐ7年が経つ。
「言葉を大切に・・・」
一人で歌う時も、大勢で声を合わせる時も、それは変わることはない。

童謡「赤い靴」の魔法は、一瞬にして私たちの心を優しくする。
それが童謡であり、それが日本の心だと、私は思う。。。
《白谷仁子ファーストアルバム 野口雨情『やがて土に』から「赤い靴」白谷仁子》
「赤とんぼ」「待ちぼうけ」「青い眼のお人形」そして、「赤い靴」。
当初は、「赤い靴」をコーラスのプログラムに入れてはいなかった。
「赤い靴」は、ソロで歌うのが一番相応しいと思っていたからだ。
きみちゃんへの思いは、歌う人がそれぞれに持っていればいいと・・・そう思っていたから。
「ねぇ、きみちゃん。。。」

当時、広いひろいこの世界に、きみちゃんのような女の子はいったいどれほどいたのだろう。。。
夢をもつこと、笑いあえること、お庭をお花でいっぱいにできること・・・
そんな当たり前なことを、たくさんのきみちゃんにさせてあげたかった。
そう思うのは、私だけではないはず。

たくさんの声の「赤い靴」は、遠い空の向こうまで届くだろうか。
ラ・ルミエールの歌声は、きみちゃんに届くだろうか。
2011年5月27日。
野口雨情のCD「やがて土に」の録音からもうすぐ7年が経つ。
「言葉を大切に・・・」
一人で歌う時も、大勢で声を合わせる時も、それは変わることはない。

童謡「赤い靴」の魔法は、一瞬にして私たちの心を優しくする。
それが童謡であり、それが日本の心だと、私は思う。。。
《白谷仁子ファーストアルバム 野口雨情『やがて土に』から「赤い靴」白谷仁子》
2014年12月26日
NHK『にっぽんの歌 こころの歌』〜十五夜お月さん。。。
にっぽんの歌 こころの歌。。。
今年も29日(月)から元旦にかけて、FMラジオ「にっぽんの歌 こころの歌」が放送されます。
番組の解説は、日本歌曲の研究・解釈・伴奏において、現在日本の第一人者である塚田佳男先生。
歌手・高津佳(たかつ けい)としてもご活躍されている塚田佳男先生の歌声を、29日に聴くことが出来るのも楽しみの一つです。
「羽衣」 葛原しげる・作詞、梁田貞・作曲
(ヴォーカル)高津佳
(ピアノ)小原孝
そして今年も、私のCD『野口雨情の童謡と民謡〜やがて土に・・・』から一曲を。。。
十五夜の夜、雨情とその息子が手をつなぎ、月に照らされ去って行く母親を見送る・・・
そんな光景を思わせる、かなしくもせつない歌「十五夜お月さん」。。。
「十五夜お月さん」 野口雨情・作詞、本居長世作曲
(ソプラノ)白谷仁子
(ピアノ)竹中直美

十五夜お月さん
十五夜 お月さん
御機嫌さん
婆やは お暇(いとま)
とりました
十五夜 お月さん
妹は
田舎へ貰られて (もられて)
ゆきました
十五夜 お月さん
母(かか)さんに
も一度 わたしは
逢いたいな
(1920(大正9年)「金の船」)
年の暮れ、そして新しい年。
日本の歌の数々と、やさしい語りで、心を温めてください。
にっぽんの歌 こころの歌
NHKFM 12月29日(月)~1月1日(木・祝)午前11時00分~午前11時50分
誰もが幼いころ耳にした懐かしい童謡・唱歌や、瀧廉太郎や山田耕筰によって開花した日本歌曲の様々な名曲などを取り上げ、世代を超えて家族みんなで楽しむことができる番組。去年に引き続き、年末から元旦まで、4回にわたってさわやかで格調の高い歌声を楽しんでいただく。今回も、CDやLPレコードなどの名盤をお聴きいただくほか、NHKのアーカイブスの貴重な音源も取り上げる。また、日本歌曲の名手として知られる歌手による番組のための新録音も予定している。
(NHKホームページ http://www4.nhk.or.jp/P2991/ より)
12月29日(月)の放送
午前11時00分~午前11時50分
「里ごころ」 北原白秋・作詞、中山晋平・作曲
(テノール)畑儀文
(ピアノ)塚田佳男
「波浮の港」 野口雨情・作詞、中山晋平・作曲
(テノール)中村健
(ピアノ)三浦洋一
「鉾をおさめて」 時雨音羽・作詞、中山晋平・作曲
(テノール)石井昭彦
(ピアノ)三浦洋一
「出船の港」 時雨音羽・作詞、中山晋平・作曲
(バリトン)立川澄人
(ピアノ)三浦洋一
「旅人の歌」 北原白秋・作詞、中山晋平・作曲
(バリトン)小松英典
(ピアノ)コルト・ガーベン
「十五夜お月さん」 野口雨情・作詞、本居長世作曲
(ソプラノ)白谷仁子
(ピアノ)竹中直美
「お月さん」 西條八十・作詞、本居長世・作曲
(ソプラノ)大貫裕子
(ピアノ)塚田佳男
「白月」 三木露風・作詞、本居長世・作曲
(ソプラノ)関定子
(ピアノ)塚田佳男
「叱られて」 清水かつら・作詞、弘田龍太郎・作曲
(ソプラノ)澤畑恵美
(ピアノ)谷池重紬子
「浜千鳥」 鹿島鳴秋・作詞、弘田龍太郎・作曲
(ソプラノ)幸田浩子
(ピアノ)寺嶋陸也
「城ケ島の雨」 北原白秋・作詞、梁田貞・作曲
(カウンターテナー)米良美一
(ピアノ)内山夏子
「羽衣」 葛原しげる・作詞、梁田貞・作曲
(ヴォーカル)高津佳
(ピアノ)小原孝
「浜辺の歌」 林古渓・作詞、成田為三・作曲、林光・編曲
(合唱)東京オペラシンガーズ
(指揮)宮松重紀
(ピアノ)小林万里子
今年も29日(月)から元旦にかけて、FMラジオ「にっぽんの歌 こころの歌」が放送されます。
番組の解説は、日本歌曲の研究・解釈・伴奏において、現在日本の第一人者である塚田佳男先生。
歌手・高津佳(たかつ けい)としてもご活躍されている塚田佳男先生の歌声を、29日に聴くことが出来るのも楽しみの一つです。
「羽衣」 葛原しげる・作詞、梁田貞・作曲
(ヴォーカル)高津佳
(ピアノ)小原孝
そして今年も、私のCD『野口雨情の童謡と民謡〜やがて土に・・・』から一曲を。。。
十五夜の夜、雨情とその息子が手をつなぎ、月に照らされ去って行く母親を見送る・・・
そんな光景を思わせる、かなしくもせつない歌「十五夜お月さん」。。。
「十五夜お月さん」 野口雨情・作詞、本居長世作曲
(ソプラノ)白谷仁子
(ピアノ)竹中直美

十五夜お月さん
十五夜 お月さん
御機嫌さん
婆やは お暇(いとま)
とりました
十五夜 お月さん
妹は
田舎へ貰られて (もられて)
ゆきました
十五夜 お月さん
母(かか)さんに
も一度 わたしは
逢いたいな
(1920(大正9年)「金の船」)
年の暮れ、そして新しい年。
日本の歌の数々と、やさしい語りで、心を温めてください。
にっぽんの歌 こころの歌
NHKFM 12月29日(月)~1月1日(木・祝)午前11時00分~午前11時50分
誰もが幼いころ耳にした懐かしい童謡・唱歌や、瀧廉太郎や山田耕筰によって開花した日本歌曲の様々な名曲などを取り上げ、世代を超えて家族みんなで楽しむことができる番組。去年に引き続き、年末から元旦まで、4回にわたってさわやかで格調の高い歌声を楽しんでいただく。今回も、CDやLPレコードなどの名盤をお聴きいただくほか、NHKのアーカイブスの貴重な音源も取り上げる。また、日本歌曲の名手として知られる歌手による番組のための新録音も予定している。
(NHKホームページ http://www4.nhk.or.jp/P2991/ より)
12月29日(月)の放送
午前11時00分~午前11時50分
「里ごころ」 北原白秋・作詞、中山晋平・作曲
(テノール)畑儀文
(ピアノ)塚田佳男
「波浮の港」 野口雨情・作詞、中山晋平・作曲
(テノール)中村健
(ピアノ)三浦洋一
「鉾をおさめて」 時雨音羽・作詞、中山晋平・作曲
(テノール)石井昭彦
(ピアノ)三浦洋一
「出船の港」 時雨音羽・作詞、中山晋平・作曲
(バリトン)立川澄人
(ピアノ)三浦洋一
「旅人の歌」 北原白秋・作詞、中山晋平・作曲
(バリトン)小松英典
(ピアノ)コルト・ガーベン
「十五夜お月さん」 野口雨情・作詞、本居長世作曲
(ソプラノ)白谷仁子
(ピアノ)竹中直美
「お月さん」 西條八十・作詞、本居長世・作曲
(ソプラノ)大貫裕子
(ピアノ)塚田佳男
「白月」 三木露風・作詞、本居長世・作曲
(ソプラノ)関定子
(ピアノ)塚田佳男
「叱られて」 清水かつら・作詞、弘田龍太郎・作曲
(ソプラノ)澤畑恵美
(ピアノ)谷池重紬子
「浜千鳥」 鹿島鳴秋・作詞、弘田龍太郎・作曲
(ソプラノ)幸田浩子
(ピアノ)寺嶋陸也
「城ケ島の雨」 北原白秋・作詞、梁田貞・作曲
(カウンターテナー)米良美一
(ピアノ)内山夏子
「羽衣」 葛原しげる・作詞、梁田貞・作曲
(ヴォーカル)高津佳
(ピアノ)小原孝
「浜辺の歌」 林古渓・作詞、成田為三・作曲、林光・編曲
(合唱)東京オペラシンガーズ
(指揮)宮松重紀
(ピアノ)小林万里子
2013年12月30日
NHK『にっぽんの歌 こころの歌』
2年前の1月、雪の北茨城からスタートした『野口雨情 童謡・民謡の旅』は、今年の9月、横浜の「きみちゃん」との再開で終わった。
今年の8月、私の初のCD『野口雨情の童謡と民謡〜やがて土に・・・』は完成した。
そして、私達の初のCDから一曲、「かっこ鳥」(野口雨情 詩/山田耕筰 曲)が明日、FMラジオで流れることになった。。。

私達が日本歌曲の解釈を教えていただいている、塚田佳男先生が、FM「にっぽんのうた 心の歌」(全3回)に、12月30日(月)、31日(火)、1月1日(水・祝)の3日間(放送時間:午前11時~11:50)ご出演される。
明治以来愛唱されてきた童謡、唱歌、日本歌曲の名曲をご紹介される、とても素敵なラジオ番組 だ。
私達の「かっこ鳥」は、明日12月31日の放送で紹介していただけることになったのだ。
ピアノは、長年私を支えてくれてきたピアニスト、竹中直美さん。
今まで竹中さんは、数多くの音楽を表現してきた。
竹中さん共に音楽を作る時、多くの言葉はいらない・・・最高のパートナーだ。。。
《CD収録 2011年5月27日》

にっぽんの歌 こころの歌
12月31日火
午前11時00分~午前11時50分
〈出演」
塚田佳男先生
〈曲目〉
「ペィチカ」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)幸田浩子
(ピアノ)寺嶋陸也
「待ちぼうけ」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)伊藤京子
(ピアノ)三浦洋一
「この道」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(テノール)畑儀文
(ピアノ)ウド・シュニーベルガー
「ねぎぼうず」 西條八十・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)中村浩子
(ピアノ)三浦洋一
「カッコ鳥」 野口雨情・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)白谷仁子
(ピアノ)竹中直美
「電話」 川路柳虹・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)関定子
(ピアノ)塚田佳男
「青蛙」 三木露風・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)畑中更予
(ピアノ)三浦洋一
「赤とんぼ」 三木露風・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)三宅春恵
(ピアノ)三浦洋一
「鐘が鳴ります」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(テノール)山路芳久
(ピアノ)星野明子
「馬売り」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(テノール)渡辺高之助
(ピアノ)三浦洋一
「六騎」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(バリトン)伊藤亘行
(ピアノ)三浦洋一
「山の小駅」 宮本吉次・作詞、山田耕筰・作曲、青木望・編曲
(歌)美空ひばり
(演奏)東京室内楽協会
「風が泣いてる」
宮本吉次・作詞、山田耕筰・作曲、半間厳一・編曲
(歌)美空ひばり
(演奏)東京室内楽協会
「ふなうた」 三木露風・作詞、山田耕筰・作曲、小林亜星・編曲
(歌)美空ひばり
(演奏)東京室内楽協会
「“光のとおりみち~こどものための合唱曲集”から
“雪の窓辺で”」
薩摩忠・作詞、三善晃・作曲
(ピアノ)久邇之宜
(合唱)花巻女声合唱団
(指揮)北村協一
《2013年9月9日 横浜》

沢山の名曲・名演奏の中、私の歌う『野口雨情』の童謡を沢山の方々に聴いていただける事に、そして、私の想いをしっかりと受け取ってくれた、横浜のきみちゃん像に、心から感謝の気持ちを込めて。。。
『来年もまた、歌多き年に・・・』
今年の8月、私の初のCD『野口雨情の童謡と民謡〜やがて土に・・・』は完成した。
そして、私達の初のCDから一曲、「かっこ鳥」(野口雨情 詩/山田耕筰 曲)が明日、FMラジオで流れることになった。。。

私達が日本歌曲の解釈を教えていただいている、塚田佳男先生が、FM「にっぽんのうた 心の歌」(全3回)に、12月30日(月)、31日(火)、1月1日(水・祝)の3日間(放送時間:午前11時~11:50)ご出演される。
明治以来愛唱されてきた童謡、唱歌、日本歌曲の名曲をご紹介される、とても素敵なラジオ番組 だ。
私達の「かっこ鳥」は、明日12月31日の放送で紹介していただけることになったのだ。
ピアノは、長年私を支えてくれてきたピアニスト、竹中直美さん。
今まで竹中さんは、数多くの音楽を表現してきた。
竹中さん共に音楽を作る時、多くの言葉はいらない・・・最高のパートナーだ。。。
《CD収録 2011年5月27日》

にっぽんの歌 こころの歌
12月31日火
午前11時00分~午前11時50分
〈出演」
塚田佳男先生
〈曲目〉
「ペィチカ」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)幸田浩子
(ピアノ)寺嶋陸也
「待ちぼうけ」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)伊藤京子
(ピアノ)三浦洋一
「この道」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(テノール)畑儀文
(ピアノ)ウド・シュニーベルガー
「ねぎぼうず」 西條八十・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)中村浩子
(ピアノ)三浦洋一
「カッコ鳥」 野口雨情・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)白谷仁子
(ピアノ)竹中直美
「電話」 川路柳虹・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)関定子
(ピアノ)塚田佳男
「青蛙」 三木露風・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)畑中更予
(ピアノ)三浦洋一
「赤とんぼ」 三木露風・作詞、山田耕筰・作曲
(ソプラノ)三宅春恵
(ピアノ)三浦洋一
「鐘が鳴ります」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(テノール)山路芳久
(ピアノ)星野明子
「馬売り」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(テノール)渡辺高之助
(ピアノ)三浦洋一
「六騎」 北原白秋・作詞、山田耕筰・作曲
(バリトン)伊藤亘行
(ピアノ)三浦洋一
「山の小駅」 宮本吉次・作詞、山田耕筰・作曲、青木望・編曲
(歌)美空ひばり
(演奏)東京室内楽協会
「風が泣いてる」
宮本吉次・作詞、山田耕筰・作曲、半間厳一・編曲
(歌)美空ひばり
(演奏)東京室内楽協会
「ふなうた」 三木露風・作詞、山田耕筰・作曲、小林亜星・編曲
(歌)美空ひばり
(演奏)東京室内楽協会
「“光のとおりみち~こどものための合唱曲集”から
“雪の窓辺で”」
薩摩忠・作詞、三善晃・作曲
(ピアノ)久邇之宜
(合唱)花巻女声合唱団
(指揮)北村協一
《2013年9月9日 横浜》

沢山の名曲・名演奏の中、私の歌う『野口雨情』の童謡を沢山の方々に聴いていただける事に、そして、私の想いをしっかりと受け取ってくれた、横浜のきみちゃん像に、心から感謝の気持ちを込めて。。。
『来年もまた、歌多き年に・・・』
2013年10月28日
葱と雨情さん。。。
存在感、協調性、忍耐強さ・・・
そんな人に出会うと、私は思う・・・
「葱のような人だ。。」
そんな人に出会うと、私は思う・・・
「葱のような人だ。。」
《九条葱》

個性的なのに、どんな野菜とでも仲良くなれる食材といえば、やはり「葱」が1番だと思う。
これからの時期、おでんに付け添えたり、大きめに切って豚汁やカレーうどんに入れたり、「ぬた」にしたり・・・葱は口にも身体にもとても親切な野菜だ。
私がCD制作のために録音した『雨情民謡集』(野口雨情 詩/山田耕筰 曲)の第1曲目「捨てた葱」は、自分が捨てた女性を葱にたとえている。
青々と伸びゆく葱のような女性でも、捨てられれば萎れて枯れてしまう・・・
男性の後悔や未練を感じさせる名曲であるこの民謡からは、とてもせつないものを感じてしまう。
雨情さんは、畑に捨てられた葱に、どんな想いを寄せていたのだろう。。。
今、話題になっている《九条葱》は、確かにコクがあり美味しく、脇役にも主役にもなる器用さがある。
もちろん、どんな種類の葱にもそれぞれ個性があり、私は大好きだ。
だけれど、《九条葱》の歯ごたえや濃厚な味は、格別・・・別品だと思う。。。
・・・今日はあなたを主役にしてあげよう・・・
《九条葱のぬた》

*******CDのご案内*******
白谷仁子 日本の詩シリーズ
野口雨情の童謡と民謡「やがて土に・・・」
(全28曲収録)定価 2500円
・お電話、mailにてお申し込みください。
TEL:090-4300-9616
Mail:siratani.m@gmail.com
*******************
2013年09月19日
十五やお月さん、ご機嫌さん。。。
今夜は十五夜。。。
月は、いつもと違う輝きを放っている。
《2013年9月19日 19:30撮影》

手の届かない神聖な月は、なぜ人の心に限りなく近いのだろう・・・。
月は存在する全てのものに平等に微笑みかける。
そしてまた月は、永遠に誰のものにもならない。
秘密の願い事も、月はただじっと黙って聞いてくれるのだ。。。
《《2013年9月19日 19:30撮影》

月は、いつもと違う輝きを放っている。
《2013年9月19日 19:30撮影》

手の届かない神聖な月は、なぜ人の心に限りなく近いのだろう・・・。
月は存在する全てのものに平等に微笑みかける。
そしてまた月は、永遠に誰のものにもならない。
秘密の願い事も、月はただじっと黙って聞いてくれるのだ。。。
《《2013年9月19日 19:30撮影》

十五夜お月さん
野口雨情
十五夜お月さん ご機嫌さん
婆やは お暇 とりました
十五夜お月さん 妹は
田舎へ 貰られて ゆきました
十五夜お月さん 母さんに
も一度 わたしは 逢いたいな
野口雨情
十五夜お月さん ご機嫌さん
婆やは お暇 とりました
十五夜お月さん 妹は
田舎へ 貰られて ゆきました
十五夜お月さん 母さんに
も一度 わたしは 逢いたいな
今夜は何度も十五夜お月さんに語りかけよう。。。
『十五夜お月さん、ご機嫌さん!』
『十五夜お月さん、ご機嫌さん!』
2013年09月11日
こんにちは!きみちゃん。。。
目の前に広がる水平線、行き交う船、そのもっと遠くを見つめる大きな眼には、いったい何がうつっているのだろう。。。

私は、きみちゃんと肩をならべ、きみちゃんと同じ目線で海のずっと向こうを眺めた。
1979年、横浜山下公園に建てられた『赤い靴はいてた女の子の像』。
その子の名前は「きみちゃん」。
ひざの上にお行儀良くのせられた小さくて可愛い手に、私はそっと手をそえてみた。
小さな子供の手の感触を、普段から身近に感じている者にだけわかるその愛くるしさに、思わず胸を締めつけられる思いだった。

「こんにちは!きみちゃん。。。」
思わず挨拶せずにはいられなかった。
母の歌う「赤い靴」に、言いようのない寂しさを感じていた頃・・・目の前のきみちゃんは、その頃の自分と重なった。
私が『野口雨情』のCDを制作するきっかけとなった童謡『赤い靴』。
横浜で目にしたきみちゃんの靴は、私が記憶していたよりも、ずっと小さく見えた。
私はきみちゃんにCD完成の報告をし、ただ何もないひとときの時をきみちゃんと過ごした。。。

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私は、きみちゃんと肩をならべ、きみちゃんと同じ目線で海のずっと向こうを眺めた。
1979年、横浜山下公園に建てられた『赤い靴はいてた女の子の像』。
その子の名前は「きみちゃん」。
ひざの上にお行儀良くのせられた小さくて可愛い手に、私はそっと手をそえてみた。
小さな子供の手の感触を、普段から身近に感じている者にだけわかるその愛くるしさに、思わず胸を締めつけられる思いだった。

「こんにちは!きみちゃん。。。」
思わず挨拶せずにはいられなかった。
母の歌う「赤い靴」に、言いようのない寂しさを感じていた頃・・・目の前のきみちゃんは、その頃の自分と重なった。
私が『野口雨情』のCDを制作するきっかけとなった童謡『赤い靴』。
横浜で目にしたきみちゃんの靴は、私が記憶していたよりも、ずっと小さく見えた。
私はきみちゃんにCD完成の報告をし、ただ何もないひとときの時をきみちゃんと過ごした。。。

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2013年09月04日
きみちゃんに逢いに。。。
「赤い靴はいてた 女の子」
きみちゃんに逢いに来る人達はそのあどけない後ろ姿を見て、いったい何を思うだろう。。。



横浜を訪れたら、きみちゃんと同じ目線で横浜の海を眺めてよう。
空の色、海の色、風の色・・・来る日も来る日もきみちゃんが見つめる、同じ景色を。
その時、きみちゃんは私に何を語りかけてくれるだろう。。。

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きみちゃんに逢いに来る人達はそのあどけない後ろ姿を見て、いったい何を思うだろう。。。

童謡「赤い靴」を口ずさむ人・・・
そっときみちゃんの手に触れる人・・・
そっときみちゃんの手に触れる人・・・

記念写真を撮る人・・・
愛しげに靴を見つめる人・・・
愛しげに靴を見つめる人・・・

横浜を訪れたら、きみちゃんと同じ目線で横浜の海を眺めてよう。
空の色、海の色、風の色・・・来る日も来る日もきみちゃんが見つめる、同じ景色を。
その時、きみちゃんは私に何を語りかけてくれるだろう。。。

「赤い靴」を歌う度に思う。。。
「きみちゃんに逢いに・・・」
「きみちゃんに逢いに・・・」
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2013年07月28日
野口雨情の童謡と民謡「やがて土に・・・」
詩というものは、それを書いた人の名前は忘れられ、その詩だけが残った時、初めて本当のものになる・・・『野口雨情』

野口雨情の童謡と民謡『やがて土に・・・』の入稿が完了した。
音源制作から2年。
たくさんの文献は手に入れ、何度も読み返した。
『定本 野口雨情』第1・3巻、数多い出版楽譜、雨情に関する文献・・・。
童謡の小さなフレーズひとつにおいても、詩の側・曲の側、それぞれを大切にし、正しく世に残そうとしている人達を思うと、決して安易に作業を進めるわけにはいかなかった。
声や心のモジベーションを変えたくないという理由で、録音は1日だけ・・・28曲を録音した。
CD終曲の『船頭小唄』は、当初プログラムには無かったが、録音が終わって、最後に1Takeだけお願いして録ってもらった。
1番をアカペラで歌い出すことは、その場で決めた。
私の中で、一番思いの強い1曲と言えるかもしれない。
たった今、入稿が完了。。。
歌う事への思い、歌い続ける事への思いが詰まった一枚。。。
関わって下さった全ての方に、これから私のCDを手元に置いて下さる全ての方々に、そして、ある時は童心に帰り、ある時は土となり、いつも人の心に寄り添うように語り続けてきた民謡詩人《野口雨情》に心からの感謝をこめて・・・。
