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Posted by 滋賀咲くブログ at

2019年04月29日

竹久夢二という生き方。。。

本棚に並ぶ竹久夢二の本を、時折ふと取り出して読む。
今までに3度開催した夢二の詩によるリサイタルのために、資料として集めたものが殆どだが、今となっては全部が宝物だ。

読むというより、パラパラとめくって気に入った言葉を見つけると、右手人差し指をそのページに挟む。
そして、そのページを何度も何ども読む。

数多くある中で、最近毎日のようにパラパラしているのは、石川桂子さんの「竹久夢二という生き方」(人生と恋愛100の言葉)だ。






夢二の言葉は「嘘」がない。
誠実さもずるさも、男らしさも女々しさも、全部が人間であることをまっすぐ教えてくれる。
自分を責めたり慰めたりする無駄な時間を終わらせてくれるのだ。


   生活のない人間に愛を語る資格はない。
     『竹久夢二という生き方』石川桂子 編(春陽堂書店)




まっすぐにものごとを見ることはとても美しくて、そして、時にとてもしんどいものなのだ。。。



  


Posted by 白谷仁子 at 21:26私。。。竹久夢二