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Posted by 滋賀咲くブログ at

2021年07月28日

虫のこえとバロックと。。。2017年9月

『ゴールドベルク変奏曲のアリアが始まると、虫は一斉に静まり、
 ついでイタリア協奏曲になると、スィッチョンの声がどこからか聞こえ出し、
 平均律に入ると、ツクツクボーシが賑やかに歌い出しました。
 ・・・わかるんですね、虫さんにも音楽が・・・』

こんなMCをしながら、米原市にある石田三成ゆかりの観音寺境内で、バロックコンサートが開催されてから、もうすぐ4年が経つ。
これは、米原市と私の主宰する音楽企画湖音との企画で、滋賀県アートコラボレーション事業の一環として、本公演となる翌年開催のホールコンサート『エンジョイ・ザ・バロック』の前に、3回のアウトリーチコンサートを行うというものだった。
アウトリーチコンサートとは、演奏家がときに楽器を持参して地域を訪問する、いわば出前コンサートのことだ。

スタートは、チェンバロとソプラノによるバロック音楽のプログラム。
おそらく、会場となった観音寺にチェンバロが運び込まれたのは、長い歴史の中でも初めてのことだろう。

チェンバロ奏者 小林祐香さん(吉田祐香さん)の美しいチェンバロで歌えるという、私にとって幸せな時間でもあった。。。


《モンテヴェルディ「苦しみが甘美なものならば Si dolce è'l tormento, SV 332.」



開け放された板戸と障子、まるで山全部がホールと化した中で、虫の声も歌声もともに溶け込んでいく瞬間が心地よかった。





お寺DEコンサート〜バロックの調べ〜
2017年9月24日(日)13:00開演(12:30開場) 観音寺
    ープログラムー

G.F.ヘンデル
  樹木の影で   調子の良い鍛冶屋

A.スカルラッティ 1660-1726
     オペラ「十人委員会の凋落(ちょうらく)」から
     貴方が私の死の栄光を

C.モンテヴェルディ1567-1643
     苦しみはかくも甘き 

J.S.バッハ 1685-1750
     ゴールドベルク変奏曲よりアリアBWV988 
     イタリア協奏曲BWV971 3楽章


A.ヴィヴァルディ1678-1741
     歌劇「ジュスティーノ」から
             喜びと共に会わん

J.S.バッハ
     平均律ハ長調プレリュードBWV846

J.S.バッハ/C.グノー
Ave Maria

ソプラノ 白谷仁子  チェンバロ 小林祐香


《2017年9月 チェンバロの説明をする祐香さん》



演奏後は、祐香さんの提案で楽器説明を間近で受けることもでき、チェンバロを取り囲むお客様が途絶えることなく続いた。

『ゴールドベルク変奏曲のアリアが始まると、虫は一斉に静まり、
 ついでイタリア協奏曲になると、スィッチョンの声がどこからか聞こえ出し、
 平均律に入ると、ツクツクボーシが賑やかに歌い出しました。』





 ・・・わかるんですね、虫さんにも音楽が・・・