› 音楽企画湖音ko-on 白谷仁子のブログ「音・人・里」 › 竹久夢二 ›  › うた › 夢二の歌『夏の黄昏』。。。

2014年08月05日

夢二の歌『夏の黄昏』。。。

私は夏が大好きだ。。。
風邪の匂いも、緑があざやかな田んぼの風景も。
そして、次々と庭に咲く艶やかな向日葵も。


夢二の歌『夏の黄昏』。。。




竹久夢二のconcertを前に、プログラムの詩を読み返す。
妹尾幸陽 作曲の『夏の黄昏』は、いかにも夢二らしい。。。
四年ぶりに歌うこの歌は、懐かしくも新鮮で、ほんのりと「ドキドキ」させてくれる。


   夏の黄昏
竹久夢二 詩/妹尾幸陽 曲

タンホオルの鐘が
さわやかになりいずれば
トラピストの尼は
こころしずかに夕の祈祷をささげ
すぎし春をとむらふ

柳家のムスメは
はでな浴衣をきて
いそいそと鈴虫をかひにゆく

ーーー夏のたそがれ。




歌いながら、ふと思う。
この二人の若い女性を詩にしたとき、夢二は心の中でどんな絵をかいたんだろうか…と。

きっとどちらも魅力的で、夢二にとっては愛すべき女性だったに違いない。
数多い美人画の女性たちのように。。。





Posted by 白谷仁子 at 23:11 │竹久夢二うた