2015年12月02日

愛の讃歌。。。


Hymne l'amour 。。。
誰もが知っている歌「愛の讃歌」。
エディット・ピアフが自ら詩を書いた名曲。
恋人マルセイ・セルダンへの想いを綴った言葉の1つ1つに、聴く人はそれぞれの想いを重ねる。



愛の讃歌。。。





歌は生み出した人の手を離れ、表現者の中に入った瞬間に新しい命を吹き込まれる。
そして表現者から歌を受け取った聞き手の中で、また新たな色を重ねる。

歌というものはきっと誰のものでもなく、その歌を愛する人全てのもの。
歌の中では、自分の感情も理性も、誰にも邪魔をされることのない自由な世界が広がる。

大学の時に愛用していた分厚いフランス語の辞書で、「Hymne l'amour〜愛の讃歌」の単語を1つ1つひいてみた。

表現者である自分のなかで歌はどう変化し、聴いて下さる人の心で何色に変わるのだろう・・・
この世の中で、いったいどれくらい沢山のHymne l'amourがあるのだろう・・・
宙を枯れ葉が舞うように、一心に生きて来た人の数だけ、歌がながれているような、そんな気がする。。。



愛の讃歌。。。





偶然、ENSEMBLEという素敵なお店で、エディット・ピアフの楽譜を見つけた。

ポロポロ・・・とピアノをならしながら、私は私のHymne l'amourを口ずさんだ。。








Posted by 白谷仁子 at 22:33 │世界の歌