› 音楽企画湖音ko-on 白谷仁子のブログ「音・人・里」 › コンサート › 日本の歌 › コンサート『あのころ Vol.2』〜砂山。。。

2016年06月07日

コンサート『あのころ Vol.2』〜砂山。。。

美しいものに会いたくなったら、KAMAKAのハードケースを開ける。
私のKAMAKAは、とても美しい。。。



コンサート『あのころ Vol.2』〜砂山。。。






いつもはDIAPASONの下にひっそりと置かれたKAMAKAは、なかなか蓋を開けてもらえない。
そのせいか、久々の今夜はとてもキラキラした音を出していた。



       砂山
  作詞:北原白秋、作曲:山田耕筰

1 海は荒海 向こうは佐渡よ
  すずめ啼け啼け もう日はくれた
  みんな呼べ呼べ お星さま出たぞ

2 暮れりゃ砂山 汐鳴ばかり
  すずめちりぢり また風荒れる
  みんなちりぢり もう誰も見えぬ

3 かえろかえろよ 茱萸原わけて
  すずめさよなら さよならあした
  海よさよなら さよならあした



山田耕筰の「砂山」は、妙にウクレレの音色と相性がいい。
3番まで来ると、ちょっと悲しくなってきたりする。。。
北原白秋が新潟の寄居浜を訪れたのが9月・・・夏の終わった海が頭に浮かぶと、また更に寂しくなってくる。。

なので・・・終わるとすぐに中山晋平の「砂山」を軽快なカッティングで歌う。

ウクレレで歌う日本の歌もまた、叙情的で良いと思う。
私の美しいKAMAKAを、9月の海に連れて行きたいなどという気持ちが、ふっと湧いてきた。




コンサート『あのころ Vol.2』〜砂山。。。





「9月の海に行く前に、もチョット練習しなさいネ・・・」
私の美しいKAMAKAが、そう言っている。