2018年09月22日

彷彿の紅き道。。。

リコリスよ、
リコリスよ、
私は思い出した。

耳をふさいでいでいたけれど、
目をかたくつむっていたけれど。

リコリスよ、
リコリスよ、
私は思い出した。

彷彿の紅き道の先を。。。



彷彿の紅き道。。。




この季節になると、里山にはいくつもの紅い道ができる。
田の畦道やお墓の周り、大きな木の下・・・

「根っこにゃ毒があるんだと。」
  
おばあちゃんの言いつけに、
小さな私はその夜とうとう眠れなかった。



彷彿の紅き道。。。



近寄りがたいその花が、
こんなにも人に近いのはなぜだろう。
恐れながらもその花を、
詩い、描き、詠むのはなぜだろう。



彷彿の紅き道。。。



みんな本当は気づいている。
限りなく美しく繊細な、
彷彿の紅き道の先にあるものを。。。