2019年03月20日
小さな花の花言葉。。。
「情熱」という文字を見ると、激しさとか強さとか、熱いものを感じる。
生きることへの情熱、情熱をかけた愛、仕事にかける情熱…など。
こんなに小さくて可憐な植物を見ていると、「情熱」という言葉とはほど遠いものを感じるが、実は花言葉は「情熱」。
《バイカオウレン 花言葉「情熱」》
白い可憐な萼を持つバイカオウレンは、「情熱」より「忍耐」という言葉が似合っている。
6年前、目立たない湿地帯に群生するように咲くこの子たち初めて見たとき、そこからしばらく離れることができなかった。
生きることも、愛情も、仕事も…
「情熱」という色の色鉛筆でグリグリ色を塗り続けていると、ある時ふと疲れてしまう。
色鉛筆を「忍耐」という色に変えると、心はスッとクールダウンする。
「頑張らなければ…」と思うよりも、受け入れてしまった方が健康でいられることも時にはある。
花言葉をブログに載せるたび、私は一つの詩を思い浮かべる。。。
草の名
人の知ってる草の名は、
わたしはちっとも知らないの。
人の知らない草の名を、
わたしはいくつも知ってるの。
それはわたしがつけたのよ、
すきな草にはすきな名を。
人の知ってる草の名も、
どうせだれかがつけたのよ。
ほんとの名まえを知ってるは、
空のお日さまばかりなの。
だからわたしはよんでるの、
わたしばかりでよんでるの。
金子みすゞ「童謡全集(JULA出版局)」より
昔々…トルコ(オスマン帝国のイスタンブール)から始まったと言われている「花言葉」。
今では当たり前のように世界中の花が、花言葉を持っている。
その言葉の意味をどう捉えるかは、人それぞれだ。