2013年03月10日
『音楽と物語が出会うとき』〜昔話の世界へようこそ〜
午後の春の陽射し。
ロビーに響き渡る異国の音楽。
遠い昔のお話し。
音楽と物語が出会うとき・・・
ロビーに響き渡る異国の音楽。
遠い昔のお話し。
音楽と物語が出会うとき・・・

《山東図書館スタッフの方々による手作りプログラム》
昨日3月9日 午後2時、『音楽と物語が出会うとき』〜昔話の世界へようこそ〜 が米原市ルッチプラザのエントランス1階で開催されました。
出演は、彦根市の澤純子先生率いる 『エルフ弦楽四重奏団』と私、そして心温まるお話しは山東図書館の職員・スタッフの方々。
小ぢんまりと話しかけるように・・・とイメージしていた私は、開演直前のエントランスの様子を見て驚きました。
客席用の椅子は、始めに準備されていた数の倍以上に増え、エントランスは沢山のお客様であふれていました。

開演直前の穏やかな春の空気の中、コンサートのイメージは静かにふくらんで。。。

始まりは異国情緒豊かな『ルーマニア民族舞曲』。
4つの弦の音はエントランスを舞い、そこに居る全ての人達を包み込みました。

図書館スタッフの方の温かいお話はルーマニアの昔話『やぎとぎんのすず』。

オペラ『ヘンゼルとグレーテル』、イギリス民謡と続き、おしまいは『日本の歌』。お客様と演奏者・スタッフが一つになり、『早春賦』『ふるさと』を合唱しました。
その時、春のエントランスはコンサートホールに・・・。
ロビーコンサートなんて、何年ぶりだろう・・・
今回、このような素敵なコンサートにお声をかけて下さった澤純子先生に、感謝の気持ちで一杯です。
ホール、古民家、エントランス、野外・・・色んなところで色んな歌を歌って来たけれど、どこで歌っても終わった後に思うことは、いつも同じ。
「うたを歌ってきて良かった。本当に良かった。。。」
ルッチプラザに足を運んで下さった方々、ありがとうございました。
そしていつも、客席から私を温かい目で見守って下さる方々、本当にありがとうございました。
『最後の卒業式』
ロビーコンサートの前日は、長女の最後の卒業式だった。
お天気にも恵まれたその日、建築家シーザー・ペリによるデザインの琵琶湖ホテルで、成安造形大学の卒業式はおこなわれた。

娘が大学に通う4年間はとっても穏やかで、娘にとっても私にとっても『日常』そのものの毎日が、とても心地良かった。
その『日常』の中で、娘は知らないうちに沢山の事を学び、ここ2年ほどは私の仕事を随分助けてくれた。
4月から娘は、私の生まれ育った長浜で『まちづくり』のお仕事をすることになった。
22年間、母として、ただ当たり前の事をしてきた私に、こんなご褒美が用意されていることなど、想像もしていなかった。。。
家に近づく頃、オレンジ色の夕日が琵琶湖に沈もうとしていた。
慌てて車から降りた時、オレンジの光はもう姿を消してしまっていた・・・
美しい色の名残を残して。
ロビーコンサートの前日は、長女の最後の卒業式だった。
お天気にも恵まれたその日、建築家シーザー・ペリによるデザインの琵琶湖ホテルで、成安造形大学の卒業式はおこなわれた。

娘が大学に通う4年間はとっても穏やかで、娘にとっても私にとっても『日常』そのものの毎日が、とても心地良かった。
その『日常』の中で、娘は知らないうちに沢山の事を学び、ここ2年ほどは私の仕事を随分助けてくれた。
4月から娘は、私の生まれ育った長浜で『まちづくり』のお仕事をすることになった。
22年間、母として、ただ当たり前の事をしてきた私に、こんなご褒美が用意されていることなど、想像もしていなかった。。。
家に近づく頃、オレンジ色の夕日が琵琶湖に沈もうとしていた。
慌てて車から降りた時、オレンジの光はもう姿を消してしまっていた・・・
美しい色の名残を残して。
Posted by 白谷仁子 at 10:52
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