2013年05月07日

Auf dem Strom。。。

人間の世界から自然の美しさをとってしまったら・・・
なんてつまらないことだろう。。。


Auf dem Strom。。。




別れを惜しむこの最後の投げキスを

風にのるこの挨拶を受けとめてください。

あなたが踵(きびす)を返して立ち去るまで

岸辺に投げる私のこの挨拶を。


『Auf dem Strom~流れの上で』より





山、川、里も湖も、自然の美しさで満ちあふれている。

車の窓から見える景色に、4年前に歌ったシューベルトの『Auf dem Strom~流れの上で』を思い出した。
初めて楽譜を手にした時は、あまりの長さに戸惑ってしまったけれど、ホルンとソプラノ(声楽)とピアノの為の歌曲ということで、歌うことを決めた。

ピアノは川の漣のようで、それがとても心地良く、8分を超える曲でありながら、歌い始めると水の流れに乗るように、あっという間に最後のフレーズを迎える。。。




Auf dem Strom。。。

やさしく輝く

星空の明りのもと

一目見たときから、

私の人と呼んだのだから、

運あれば、

あるいは星空のうちで

あのひとの眼差しに

出会えぬものでもない


『Auf dem Strom~流れの上で』より






音楽と自然の恵みから生まれる美しさは一体だ。
だから、表現は聴き手に伝わる。

音楽を通して繋がる瞬間が生まれるのだ。。。




Auf dem Strom。。。


どんな小さなものであっても、
それが美しければ、
そこに芸術が生まれる。

人はそれがわかっているから、
それらを大切にする。










L.レルシュターブ 詩の『Auf dem Strom~流れの上で』を歌ったあの日、世界中のどこの国も、自然を愛でる気持ちは同じであることを、とても強く感じた。








                まるちゃん。。。

Auf dem Strom。。。

大きくなったよ。

昨日、新居を買ってあげました。

向日葵の種がお好みのようです。。。

ハコベを食べ過ぎて、お口が緑色になってしまいました。




Posted by 白谷仁子 at 22:49 │世界の歌