この広告は365日以上更新がないブログに表示されます。  

Posted by 滋賀咲くブログ at

2021年03月25日

リードオルガン・アンサンブル“fu-kin”。。。


4月11日にコンサートを控え、リードオルガン・アンサンブル“fu-kin”は日々練習を重ねています。
ちょうど1年前予定していたファーストコンサートを中止にしてからというもの、メンバーが集まっての練習はなかなか思うように進みませんでした。
それでも少しずつ、メンバーと連絡をとりあい、データで楽譜を送りながら自主練習をし、一人ひとりがアンサンブル練習にそなえてきました。

今日は、オルガン奏者の鈴木開さんとの初めての合わせであり、びわ湖ホール声楽アンサンブル指揮者 大川修司先生のレッスンの日でした。


《練習風景(彦根市城町 計画工房I.Tのギャラリーにて)》

Photo:スタジオエコール



初めの曲、fu-kinオリジナルの日本古謡『さくら さくら』は、メンバー澤村優子さんの編曲による三重唱で、オルガンの魅力があふれています。
彦根城下町の桜を感じつつ、大川先生のご指導で、少しずつfu-kinらしくまとまっていきました。

レオン・ボエルマンの『アヴェ・マリア』と『汝、御母なることを示したまえ』は二部合唱ですが、「聴き合う」ことの難しさを改めて感じずにいられません。
鈴木さんのオルガンはとても心地よく、「オルガンの息」と「人の息」のハーモニーを堪能しました。


《オルガン:特別ゲスト鈴木開さん ソプラノ:神澤知香 白谷仁子 澤村優子》


《アルト:原田泰彦 竹中直美 石田和美》




歌えることの幸せは、最も「生きている」ことを実感させてくれます。

「人類はなぜ言葉を持ち、歌うことをはじめたのか。。。」
仲間と声を合わせている時、ふと、そのテーマにいきあたります。

リードオルガンアンサンブルfu-kinは、まだ吹き始めたばかりの春のそよ風です。
これから訪れるたくさんの出会いの中で、季節を包み込むあたたかい風へと育っていけますように。。。




大川修司先生。
ご多忙な中、ご指導ありがとうございました。


◆リードオルガン・アンサンブル“fu-kin”コンサート◆
〜四月の風。今、芽吹くとき〜

4月11日(日)14:00開演(13:30開場)
彦根市城町の「イノベーションオフィス納屋七」
チケット 2500円
お問い合わせ 090-4300-9616(音楽企画湖音 白谷)




  続きを読む


2021年03月16日

2021年もクリスマスローズを一緒に育てませんか?



 今、花盛りのクリスマスローズ。
庭に伏し目がちに咲く愛らしい花の足元には、小さなふたばが密集し、たくさんの「命」のメッセージを私に届けています。


《地植えにすると次々に増えてこんな感じに・・・》



鑑賞する楽しさ、育てる楽しさ・・・
お花の楽しみ方は人それぞれで、「終わり」があるから夢中になれるのかもしれません。
昨年3月にたくさんの方々にお届けした、有機のお野菜を作っている畑の土で育った健康なクリスマスローズ。
今年もご紹介できることになりました。

雪にも負けず、花期も長いく、花びらに見える萼片は、切り花にしても想像以上に長持ちします。
毎年花を咲かせ、こぼれ種から可愛い芽を出すオシャレなクリスマスローズを育てませんか。。。



◆お色
「バイオレット系」「ホワイト系(数少)」
とても育てやすい品種で、和・洋どちらのお庭にも馴染みます。

◆鉢サイズ

6号鉢(直径18㎝ スリット鉢)1000円
8号鉢(直径24㎝ )     1500円
9号鉢(直径27㎝ 中苗)   2000円
9号鉢(直径27㎝ 大苗)   2500円


《左から6号鉢、8号鉢、9号鉢(大苗)》



◆クリスマスローズとのお付き合いの仕方
明るめの半日陰。
鉢植え・コンテナ植えの場合はお水をきらさないように。
地植えの場合は特にお水やりは必要ありませんが、夏場は様子を見てお水をあげてください。
種がこぼれ落ちると、次の年、次々に可愛らしい芽が出て次第に増えていきます。

◆特典
*彦根市・長浜市・米原市ならば、栽培主さんがお届けします。育てるポイントも伝授いただけます。
*育てている途中、「枯れてしまった」「元気が無くなった」などの時には、新しい鉢と交換します。
*植え替え手順などアドバイスも上記アドレスにお問い合わせください。

クリスマスローズをご希望の方は、下記のメールにご連絡ください。
siga.hanauta@gmail.com (白谷仁子)


  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 16:48地域活動お花私。。。園芸

2021年03月07日

コンサート「Salon de Musique Vol.2」終わりました!!!


コンサート「Salon de Musique〜音楽とトークとスィーツと Vol.2」の公演を無事に終えることができました。






昨年7月に開催予定だったこのコンサートは、8ヶ月を経て、昨日3月6日に開催されました。
あたたかいお客様に囲まれ、1部はプーランクとビュッシーのピアノ・歌曲からスタートしました。

《ソプラノ 白谷仁子 曲:プーランク「愛の小径」「モンパルナス」「パリへの旅」》



《ピアノ 竹中直美 曲:ドビュッシー『版画』から「塔」「雨の庭」》



《バリトン 原田泰彦 曲:ドビュッシー『2つのロマンス』から「ロマンス」「鐘」、『3つの歌曲』から「海は美しい」》




 第2回目となった今回は、「女神の楽器」ともいわれるマリンバの音色を披露しました。サクソフォーンとの音の受け答えと、ディベルティメントには珍しく、神秘的で物思いにふけるようなメロディーとリズムがとても新鮮でした。


《マリンバ/アルト・サクソフォーン 奥田有紀 岡崎雄子 曲:湯山昭「マリンバとアルト・サクソフォーンのためのディベルティメント」》





第2部は、ステージと客席全体が「Salon de Thé」に・・・


《フランス語会話の教室帰りに立ち寄った「Salon de Thé」》



お店では、わけありマスターと謎のメイドさんがお出迎え。
スペインのはちみつ紅茶とマドレーヌから物語は始まりました。






《アルト・サクソフォーン 岡崎雄子 曲:デュボア 「スペイン風に」「フランス風に」》



奥田さんからマリンバの説明。お話も演奏も、キレよくチャーミング。


《マリンバ 奥田有紀 曲:ビゼー/朝吹英一 カルメン幻想曲》




ソプラノ・サクソフォーンとピアノの切ないメロディーが、会場を包み込みました。。


《ソプラノ・サクソフォーン 岡崎雄子 曲:ピアソラ 「Café」》




《バリトン 原田泰彦 曲:コープランド 「At the river」「I bought me a cat」「Long time ago」》






《マリンバ 奥田有紀 曲:プロコフィエフ/サミュ『ロメオとジュリエット』から「騎士たちの踊り」》





《ソプラノ/ バリトン 曲:ルコック『百人のおとめ』から「あぁパリ!陽気なところ」》





《アンコール 曲:コズマ 「タクシー運転手の悲劇」》



終演後、お客様のお見送りに出ることが出来なかったのは残念でしたが、イチゴイチエ(長浜)さんのマドレーヌと、私たちがあれこれ悩んで選んだ紅茶のティーバッグを感謝の言葉に変えて、お持ち帰りいただきました。

いつも前向きにコンサート開催のために動いてくださった文化産業交流会館のみなさま、どんな時も私の企画に寄り添ってくれた出演メンバー、チラシ・ポスター・当日のプログラムまで、いつも最高のものを目指してくださったスタジオ・エコールさん、応援の言葉で支えてくれた仲間・生徒さん、そして、当日わたしたちの演奏を一心に聴いてくださり、割れんばかりの拍手を送ってくださったお客様への感謝は、いつかコロナが「過去のこと」になっても、決して忘れることはありません。







  


Posted by 白谷仁子 at 15:59地域活動食べ物楽器音楽企画 湖音ko-on

2021年03月05日

コンサート「Salon de Musique Vol.2」いよいよ明日!!!



いよいよ明日、コンサート「Salon de Musique〜音楽とトークとスィーツと Vol.2」が開催されます。
昨年7月を予定していましたこのコンサートは、コロナ感染症を考慮し、8ヶ月の延期となりました。

「明日」という日を迎えることのできる喜びと、背筋がピンと伸びるような緊張感間の中で、今日無事にリハーサルを終えることができました。





コンサートが開催されるのか、中止になるのか、先の見えない中で準備を進めることの辛さは、音楽家なら誰もが感じることでしょう。
それは、大事に育ててきた花の蕾が、何日も何日もずっと開かないままでいるような。。。

第1回目からのスターティングメンバー、サクソフォーンの岡崎さん、ピアノの竹中さん。
新しいメンバー、バリトンの原田さん。
今回のゲストで、素晴らしいマリンバの演奏を披露してくださる奥田さん。

今回は、第1回目とはまた違った空間で、お客様と喜びを共感できると信じています。
メンバー一同、感謝と愛と笑顔でお送りします。


《リハーサル風景 ソプラノ 白谷仁子・ピアノ 竹中直美「プーランク」》


《ピアノ 竹中直美「ドビュッシー」》


《バリトン 原田泰彦・ピアノ 竹中直美「ドビュッシー」》


《サクソフォーン 岡崎雄子「ピアソラ」ほか》


《マリンバ 奥田有紀「プロコフィエフ /サミュ」ほか》



コンサートの模様は、改めてお知らせします。
おたのしみに。。。



  続きを読む


2021年02月08日

リードオルガン・アンサンブル“fu-kin”ファーストコンサート♫


リードオルガン・アンサンブル“fu-kin”ファーストコンサートのお知らせです。









令和元年の暮れに「本町宿」で初のリードオルガン・コンサートを開催してから一年半。その時の出演者を中心に昨年の春、私たちは「リードオルガン・アンサンブル“fu-kin”」を結成しました。

縁あって彦根まちなかに運び込まれた1903年(明治36年)製造のYAMAHAオルガン。音楽をとおしたまちづくりを目指し、これから「イノベーションオフィス納屋七」で定期的なリードオルガン・コンサートを企画・開催していきます。

今回のプログラムは、バッハのコラールはじめ、4月に相応しく日本古謡の「さくらさくら」(澤村優子編曲)などの日本歌曲を。
そして特別ゲストとしてお迎えするオルガン奏者 鈴木開さんのオリジナル曲「彦根地方の子守唄の主題による幻想曲」などお楽しみいただけます。

ファーストコンサートは今年4月4日のイースターから一週間後となる4月11日の日曜日。
『リードオルガンの復活と春の訪れを喜ぶfu-kinコンサート』へ、皆さまのご来場をお待ちしています。


  


2020年12月19日

「ありがとう」でいっぱいのクリスマスコンサート。。。


今年も、
近江図書館クリスマスコンサートが終わった。






ずっと会いたかった人。
お世話になった人。
いつも勇気付けてくれる人。。。

たくさんの「ありがとう。」で、
かたりべホールにはいっぱいになった。






今年はストーリー(物語)をテーマに曲を集めた。


・クリスマスソング
・小さな木の実
・愛の小径
・夢やぶれて(「レ・ミゼラブル」から)





ピアノはリニューアルピアノコンサートにも出演してくれた、竹中直美さん。
ソロのイタリア協奏曲第1楽章〜第3楽章の前に、バッハについての興味深いトーク。






後半は「葉っぱのフレディ」(レオ・バスカーリア)。
命について考える、大切な時を与えてくれる一冊。






ずっとずっと歌い続けてきた。
若い頃、都会の大きなホールに憧れ、本番を踏み、たくさんの素敵な出会いもあった。
でも、こうして自分の暮らす地域で音楽活動を続けていられることが、今、私の誇りとなっている。

滋賀が好き。
住んでいるまちが好き。人が好き。
ここで音楽を、ずっと作って行きたいと強く思った。





そんな、「ありがとう。」いっぱいの今年最後のコンサートが終わった。。。






  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 23:02地域活動私。。。音楽企画 湖音ko-on

2020年12月09日

2020年の歌、唄、うた「パリ国際大学都市日本館リサイタル」。。。

 
2月の声を聞く頃、
新しい春への憧れとともに、
少しずつ空の色が変わって来ました。

私は昨年から計画していたパリ行きに心を膨らませていました。
ずっと憧れていた国の地を、
初めて踏みしめる日の瞬間を、
どれほど楽しみにしていたかわかりません。







あの頃、
世界中が今のような状況になる事など思いもせず、
私はパリに発ち、
パリ国際大学都市に本館でリサイタルを開催したのです。







パリ国際大学都市は、
その名の通り様々な国の建造物が建ちならび、
一日お散歩していたいようなところでした。
日本館のお庭には八重の椿が見事に咲いていました。





当時パリに留学中だったピアニストさん、
横田麻友子さんのお世話で、
この夢のようなリサイタルは実現しました。

パリで活動した日本生まれのフランスの画家・彫刻家である藤田嗣治氏の絵画を目の前にし、ようやく「パリに来た・・」と実感しました。


《パリ国際大学都市に本館》



(お世話になっている「ひこね文化デザインフォーラム」の中嶋さんも駆けつけてくれました!)


ご来場くださった皆さんの温かい拍手は忘れられません。
また、たくさんの方に支えていただき公演を終了できましたこと、心より感謝申し上げます。






わずか4日間で、
リサイタル、ルーヴル美術館、凱旋門、コミック座、オペラ座、サン・ジェルマン・デ・プレ、ギャルリーラファイアット、街での買い物・・・
移動は徒歩が多く、セーヌ川沿いを何度も行き来しました。
自分の体力にこれほど感謝したことはありません。
その分パリの風景を満喫できました。
パリに留学中の教え子にも大変お世話になりました。




  


2020年12月05日

2020年の歌、唄、うた。。。

なぜ気づかなかったんだろう。
毎日眺めているお庭に、
少し気の早いクリスマスローズが、
一足早く蕾を膨らませていることを。。。







2020年。
今年も歌とともにたくさんの時間を過ごしました。

いろんな風が吹いて、
その風は今も止むことなく様々なものを揺らし続けますが、
音楽はいつも、
人の心の中に穏やかなメロディーを奏でてくれます。

聴いてくれる人がいて、
一緒に歌う仲間がいて、
今日も歌う自分がここにいる。

それは何も変わらない。

クリスマスローズのように、
少し気が早いかもしれないけれど、
ブログを見てくださっている皆さんと、
この1年を振り返りながら、
新しく生まれる2021年に、
胸を膨らませましょう。


2020年1月26日
エンジョイ・ザ・クラッシック
 「ロマン派世界の音楽」



今年のスタートは、「エンジョイ・ザ・クラッシック〜ロマン派世界の音楽」。
2018年に開催した「エンジョイ・ザ・バロック」から3回目となる、ファイナルステージでした。






そのファイナル、ロマン派では「ワーグナー」のオペラ合唱に挑戦しました。
「出来るか出来ないか・・・」ではなく、「やりたいかどうか・・・」でプログラムを組むのが私流です。
出来上がりが見えている課題に取り組むよりも、

ジュニアオーケストラの楽器編成のこと、
男性パートが圧倒的に少ない事など課題はありましたが、
1回目のバロックからずっと一緒にコンサート作ってきた彦根JOYジュニアオーケストラの澤純子先生と相談を重ねながら、楽しく進められました。





楽しいといえば・・・
何より楽しかったのがコーラス練習。

「むずかしい・・・」
「練習だけ参加して、本番は客席で聞かせていただきます。」
などなど、始めた頃は皆、消極的な言葉が飛び交いますが、練習を重ねていくうちに本番を楽しみにする様子に代わっていきます。
仲間のそんな顔を見ているのが、私は大好きです。

「プロの合唱団は上手くて当たり前。私たちは私たちの合唱を精一杯作ればいい。」
そう言い続けてきた私に、仲間はついて来てくれました。

コンサートにはソリストの演奏やオーケストラの熱演も。
詳しくは、2020年1月27日のブログをご覧ください。
  ↓ ↓ ↓
ありがとうございました!!『エンジョイ・ザ・クラッシック〜ロマン派音楽の世界』



次回はパリでのリサイタルのお話を。。。










  


2020年10月17日

リニュアル・ピアノコンサートを終えて。。。


10月17日。
スタインウェイ・リニューアルコンサートが終わりました。
オーバーホールからひと月。
今日はその音を披露することが出来ました。







ベートーベンのソナタ。
ショパンのノクターン、ポロネーズ。
ラフマニノフの前奏曲、ヴィカリーズ。。。

歴史が生んだ名曲たちは、消えることなく100年、200年、300年・・・と、生き続けます。
それは、頑なに守られてきたものがあるから。

伝えられてきたものを、また誰かが伝える。。
「守り続ける」美しさが、クラッシックにはあるのです。。



《竹中直美さん:ベートーヴェン ソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2 「月光」/ ラフマニノフ10の前奏曲 作品23-4 ニ長調 作品23-2 変ロ長調 》




《平居妙子さん: ベートーヴェンソナタ第8番 ハ短調 作品13 「悲愴」/ ショパン ノクターン第8番 変ニ長調 作品 27-2、ポロネーズ第7番 変イ長調「幻想」作品61》




《白谷仁子:ラフマニノフ 14のロマンス 作品34-14「ヴォカリーズ」/ シューベルト 音楽に寄せて 作品88-4 D547》


        

《記念写真:ジュニアの皆さんと和やかに撮影会》




新しい音との出会い。
新しい人との出会い。
思いが重なって、素敵なコンサートを作ることが出来ました。。







3分に1のお客様の拍手は、満席のそれと変わらずあたたかかった。
スタインウェイがこれからも、たくさんの人たちに愛されますように。
私たちの住む町に、いつまでもいつまでも音楽が有り続けますように。

心からの感謝を込めて。。。


  続きを読む


Posted by 白谷仁子 at 23:41地域活動芸術楽器音楽企画 湖音ko-on

2020年10月14日

リニューアル・ピアノコンサート〜ラフマニノフ。。。



  音楽は心で生まれ、心に届かなければ意味がない。

あまりにも知られた、セルゲイ・ラフマニノフの言葉。
「心に届く・・・」とは、どういうことなのか。
自分ではわかっていても、人に、ましてや小さな生徒たちに伝えることは難しい。

きっと、人がそれぞれ歩いてきた人生そのものが、音楽の生まれる地面の土となり、それを感じ受け止められるは、大きく育った木の枝葉なのだと思う。
私たちの暮らしに、音楽は欠かせない・・・というより、音楽がいつも自然に生活の中にあることが、「普通」なことなのだ。





スタインウェイ・リニューアルコンサート、第2部の後半は、ラフマニノフの10の前奏曲 作品23-4 ニ長調と作品23-2 変ロ長調(演奏:竹中直美)。
そして、14のロマンス 作品34-14「ヴォカリーズ」(演奏:白谷仁子)。

ラフマニノフは作曲家でもあり、ピアニストであった(指揮者でもあった)。
今回のコンサートで「ピアノがとても上手だった作曲家」を選びたかったのは、リニューアルコンサートの主役が「ピアノ」だったからだ。
作曲家とピアノのエピソードは色々とあるが、ラフマニノフは、スタインウェイの制作者本人と親交が深く、ずっとスタインウェイを使用していた。
そのこともあり、竹中さんにラフマニノフをお願いした。

そして、「ヴォカリーズ」 は、2008年、京都府立府民ホールアルティでの初リサイタルから12年ぶりの演奏となる。
ラフマニノフがソプラノ歌手に送った「言葉のない歌」は、印象主義→象徴主義が生んだ、「歌い手の永遠のテーマ」ではないだろうか。
楽器と違い「歌」は「言葉」に助けられるところがあまりにも大きい。それに甘えてしまう時もある。

世にたったひとつの自分の「声」で、心をどう表現するか・・・これは最初のラフマニノフの言葉にも通ずるのではないだろうか。。。





◆特別企画 ジュニアによるピアノ演奏部門に応募くださり、ありがとうございました。

大音陽花(長浜市立高時小学校5年)
*受け答え 作品19-2 変ニ長調 テオドル・レシェティツキ

野村美緒(長浜市立富永小学校6年)
*アラベスク 作品61 セシル・シャミナード

畑野愛侑(長浜市立余呉中学校1年)
*ソナタ 第6番作品10-2 第1楽章 ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

北村友結(長浜市立長浜南中学校2年)
*エチュード 第12番 ハ短調 作品25-12 フレデリック・ショパン
*エチュード第8番 へ長調 作品10-8 フレデリック・ショパン

長澤怜子(長浜市立西中学校2年)
*平均律クラヴィーア 第1巻 第6番 ニ短調 BWV851 ヨハン・セバスティアン・バッハ
*エチュード 第5番 変ト長調 作品10-5 フレデリック・ショパン

今川ひかり(米原市立伊吹山中学校3年)
*ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2 フレデリック・ショパン

立松雪月(滋賀県立長浜北高等学校1年)
*ソナティナ 作品100 ニコライ・カプースチン

中村 心(滋賀県立彦根東高等学校2年)
*3つの演奏会用練習曲 第2曲 へ短調 「軽やかさ」 フランツ・リスト

(特別企画 ジュニアによるピアノ演奏は、第2部に引き続き行います。)
  


Posted by 白谷仁子 at 20:34地域活動音楽企画 湖音ko-on