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Posted by 滋賀咲くブログ at

2021年04月28日

母上さまへ〜花の手紙。。。


母上さまへ

 おげんきですか。
母上さまの誕生月もあと数日でおわり、新緑の5月がやってきます。
山の緑に囲まれて暮らしていると、つい当たり前のように周りの美しさを見過ごしてしまいます。
自然も人も同じようなもので、「側にいる」ということが当たり前になると、「相手を思う」気持ちよりも「相手に思われたい」気持ちの方が、知らぬ間に大きくなっています。

私は母上さまに似て「筆まめ」なので、どんなに時間に追われていても、お手紙やカードを書くことは苦になりません。
メールは確かに便利ですが、手紙の方が好きです。
大抵は、お礼やごあいさつ文ですが、自分から手紙を書く人は決まっています。
昨夜も一通書きました。

(母上さまにはよく、「あなたの手紙は男っぽい・・・」と言われてので、気をつけているつもりですが、まだ男っぽいですか?)

昨日、とても綺麗な花が咲いていましたので、写真を送りますね。
今は漢字でちゃんとかけますよ、「石楠花」と(笑)。
では、また。

                          仁子



《石楠花 花言葉「威厳」》











  


Posted by 白谷仁子 at 13:16お花私。。。園芸

2021年04月25日

ホウチャクソウに寄せて。。。

どこからやってきたの?
誰のためにそこにいるの?

キンポウゲの咲がらを片付けたら、朝日を浴びるホウチャクソウに出会えた。。。





アマドコロより儚げに見えるのは、ねじれたように見える白と緑の花びらのせい。

大切に育てていても枯れていく花がある。
記念日に買った観葉植物も、時がくると根は茎や枝に水をおくることをやめる。

人間も植物も、おんなじだ。

咲きたい場所で咲ける花は僅かかもしれない。
周りの手を借りて、そこで懸命に咲いている花は輝かしい。

だけれど、どこからかたったひとりでやって来て、ひっそりと咲くその花は、可憐で美しい。


《ホウチャクソウ花言葉『あなたを離さない』》



ましてや…
優しさに慣れてしまった人間などはとても敵わない高貴さと優しさを秘めている。








  


Posted by 白谷仁子 at 13:14お花私。。。園芸

2021年04月20日

ハッピーバースデー。。


コンサートの準備がはじまると、お庭のハコベがビオラを追い抜いて大きくなる。
だんだん草が茂ってくるお庭や花壇を横目に見ながら、『待っててね。』と心の中で話しかける。

母が若い頃は、お庭の花が絶える事なく咲いていた。
子供の頃はそれが当たり前だった。
『花はそういうもの。』
と、思っていた。

花壇に盛り上がりそうなビオラに混じって、去年のこぼれダネから咲いたネモフィラが一輪。
群生しているネモフィラは見事だけれど、一輪ずつの表情を見るには追いつかない。

植えたはずのない場所に咲く小さな花ほど、愛おしいものはない。

『ここが私の居場所なのよ。』
そう言っているように、ネモフィラは小鳥のように私の顔を見る。
その姿が、私には母のように思えた。

周りには、母が毎年咲かせていたビオラが群生している。
『おめでとう。』
そう言って私は、たった一輪のネモフィラの周りを、ちょっと時間をかけて綺麗にした。

今日は母のお誕生日。
私は夢の中で、母と植物園に行こう。。。





  


Posted by 白谷仁子 at 22:48お花私。。。

2021年03月16日

2021年もクリスマスローズを一緒に育てませんか?



 今、花盛りのクリスマスローズ。
庭に伏し目がちに咲く愛らしい花の足元には、小さなふたばが密集し、たくさんの「命」のメッセージを私に届けています。


《地植えにすると次々に増えてこんな感じに・・・》



鑑賞する楽しさ、育てる楽しさ・・・
お花の楽しみ方は人それぞれで、「終わり」があるから夢中になれるのかもしれません。
昨年3月にたくさんの方々にお届けした、有機のお野菜を作っている畑の土で育った健康なクリスマスローズ。
今年もご紹介できることになりました。

雪にも負けず、花期も長いく、花びらに見える萼片は、切り花にしても想像以上に長持ちします。
毎年花を咲かせ、こぼれ種から可愛い芽を出すオシャレなクリスマスローズを育てませんか。。。



◆お色
「バイオレット系」「ホワイト系(数少)」
とても育てやすい品種で、和・洋どちらのお庭にも馴染みます。

◆鉢サイズ

6号鉢(直径18㎝ スリット鉢)1000円
8号鉢(直径24㎝ )     1500円
9号鉢(直径27㎝ 中苗)   2000円
9号鉢(直径27㎝ 大苗)   2500円


《左から6号鉢、8号鉢、9号鉢(大苗)》



◆クリスマスローズとのお付き合いの仕方
明るめの半日陰。
鉢植え・コンテナ植えの場合はお水をきらさないように。
地植えの場合は特にお水やりは必要ありませんが、夏場は様子を見てお水をあげてください。
種がこぼれ落ちると、次の年、次々に可愛らしい芽が出て次第に増えていきます。

◆特典
*彦根市・長浜市・米原市ならば、栽培主さんがお届けします。育てるポイントも伝授いただけます。
*育てている途中、「枯れてしまった」「元気が無くなった」などの時には、新しい鉢と交換します。
*植え替え手順などアドバイスも上記アドレスにお問い合わせください。

クリスマスローズをご希望の方は、下記のメールにご連絡ください。
siga.hanauta@gmail.com (白谷仁子)


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Posted by 白谷仁子 at 16:48地域活動お花私。。。園芸

2020年11月27日

どんな顔になりたい?。。。



朝の洗顔を済ませ、顔を鏡でながめる。

『どんな顔になりたい?』
と聞かれたら、理想はひろがる。

だけれど私は、家族に似ているこの顔が一番いい。。。



《ダイヤモンドリリー 花言葉「いつまた会えますか?」》




新型コロナ感染症が日本で広がり始めてから、自宅養生している父と、グループホームでお世話になっている年老いた母に、会える回数がうんと減った。
年齢とともに自由を奪われつつある今だから、一緒の時間を大切にしたいと思うのは、私だけでは無いだろう。

子供心に理不尽さを感じることもあった。
叱られたことも、喧嘩したこともいっぱいあった。
一人暮らしの自由さを存分に味わった4年間もあった。

だけれど、自分が親になった今、「足元にもおよばないな・・・」と思うことの方が多い。

「家」は、お金をかければどんな立派なお屋敷でも建てることは出来る。
「家族」は、一人ひとりが努力していかなければ作り上げて行くことはできないのだ。







お嫁に行って家族と離れても、それぞれを思わない日は1にちも無い。
鏡を見るたびに、遺伝子に感謝している。
だんだんと親に似てくる自分の目元や口元がおかしくて、ひとりクスクス笑っている。

今度はいつ会えるだろう・・・

その日を待ちながら、毎朝私は鏡を見る。


















  


Posted by 白谷仁子 at 19:55お花私。。。

2020年11月13日

伸びろ、朝顔。。。



朝顔を見ると、思い出す詩がある。。。




 朝顔の蔓

垣がひくうて
朝顔は、
どこへすがろと
さがしてる。

西もひがしも
みんなみて、
さがしあぐねて
かんがえる。

それでも
お日さまこいしゅうて、
きょうも一寸
また伸びる。

伸びろ、朝顔、
まっすぐに、
納屋のひさしが
もう近い。
金子みすゞ童謡全集 ( jula出版)






夏の間、待っても待っても花は咲かなかった。
秋になって紅葉も色づく頃に、負けじと咲き出した朝顔は、青と緑のカーテンになった。





このままグングンお空に伸びていきそうな、そんな朝顔に、「ありがとう。」って言いたくなった。



  


Posted by 白谷仁子 at 20:37お花私。。。

2020年07月04日

思慕の念。。。



今日、7月4日の誕生花は、小さな可愛い捩花(ネジバナ)。
花言葉は「思慕」。。。。。


《捩花(ネジバナ)花言葉「思慕」》



ルッチプラザ の2階から外に出ると、屋上緑化のお庭に咲くアガパンサスやヒベリカムが咲いていた。
コンサートやコーラス指導で数え切れないほど通っていたのに、ゆっくりお花を眺めたのは初めてだ。
ましてや、アガパンサスの茂みの中に咲く小さなピンクのお花の存在など、気にかけたこともなかった。

1月、ガラス越しに見えるホワイエはお客様やソリスト、オーケストラ・コーラスのメンバーたちでいっぱいだった。

あれから半年、私は2月のパリでのリサイタル以来、自分の歌は殆ど歌っていない。
悲しいほど歌う気がしなかったのだ。

「私が歌っているのではない。歌は私自身なのだ。」ずっとそう言ってきた。
共に音楽を作り、コンサートを作り、それを聴いてくれる人たちが大好きだった。
大好きな人たちに会えないのに歌うことの無意味さが、どうしようもなく私を寂しくさせた。





ホールに入ったのは、1月のコンサート以来だった。
賑やかしく感じる無音の空間。
声を発する直前の息。
何もかもが生々しく心の中から飛び出してくる。

「人はどうして歌うのだろう・・・」
ずっとそう思って歌を続けてきた。

私の中の「思慕」は、歌うこと。
そして「思慕の念」は、「人」たちなのだ。




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Posted by 白谷仁子 at 22:22お花私。。。音楽企画 湖音ko-on

2020年06月26日

ターシャ・テューダー。。。



私にはずっと憧れ続けている人が二人います。。
    一人は『ターシャ・テューダー』。。。




本棚の隅にあるターシャの本に手を伸ばすときは、お庭の構図に悩んだ時と、少し元気のない時。

「今持っている力、今興味があること、今楽しんでいる人々との関わりに、目を向けてみたら?そうすれば、オロオロしないで、堂々と生きられますよ。」





久しぶりに歌ったプーランクの歌曲。
なんて素敵なメロディーなんだ。。。と改めてつぶやく。

想像は、人生に欠かせないものです。
想像がなかったら、世界は、味気ないこと極まりないでしょう。
人生の楽しみは半減し、文字や芸術、発明も、滞ってしまうでしょう。」






やろうと思っていることの半分もできない日がある。
誰かのせいにするのはズルいけど、自分のせいにするのは悲しすぎる。

「完璧なのは、開花したばかりの花や、生まれたばかりの赤ん坊くらいじゃない?」





厳しかった歌の先生に叱られたときよりも、ドキリとする言葉。。。

「美は、見る人の目の中にある。」





この紫陽花は、いただいた小さな挿し芽を庭に下ろしたもので、もう4年目になる。
毎年、花はたった一つだけ咲く。
だから、この子は切り花にできない。
赤茶けたような大人びた葉に似合う、とても美しい紫陽花だから、来年も必ず咲いて欲しい。。

「見慣れた空の星だって、年に一度しか見られないと思えば、感動するでしょう?
なんでもそう思ってみてはどうかしら。」


私には憧れ続けている人が二人います。。
    一人は『ターシャ・テューダー』。。。




・・・・・・・私の大事な本・・・・・・・
ターシャの言葉「思うとおりに歩めばいいのよ」
ターシャの言葉「生きていることを楽しんで」
               中経の文庫
  


Posted by 白谷仁子 at 20:30お花私。。。

2020年05月29日

不朽の精神。。。



午後、
ドライブに行きたいという義母を連れて、お空に近い方に向かってどんどん車を走らせた。
トンネルを2つ抜けたら、繋がっているはずの空気の味が全然違った。







自然が作る河・山の風景と、人が作る田んぼの風景との共演があまりにも綺麗で、車をとめてしばらくその風景を二人で眺めていた。
「空気がおいしいね。」
「だれも通らないね。。。」
何を言っていても笑顔になれた。


《サルトリイバラ 花言葉「不屈の精神」》



美しい棚田が広がる景色のうしろに、
サルトリイバラが薄緑の実をつけていた。
花言葉も私らしくポジティブで良い。

歌えない日が続くのは寂しい。。
だけれど、
グレゴリオ聖歌の時代から人類は歌ってきたんだ。
1500年も前から色んな時代を乗り越えて歌ってきたんだ。
もしもコロナが原因で、「コーラスが出来なくなる」「コンサートは難しい」というのなら、もっと前に人類は歌うことをやめていただろう。

地球全体が今、病と戦っているならば、私達細胞である人間は、治癒のために前向きに、そして賢く向き合うしかない。

いつもコーラスのメンバーや生徒に言っている言葉。
「歌を愛する人のもとを、歌はけして離れてはいかない。」のだ。

不朽の精神で時を待つこともまた、『音楽』に精通している。。。


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2020年05月24日

セントーレア(矢車菊)に想いを寄せる。。。



宿根草のセントーレア(矢車菊)を知ったのは20年以上も前のこと。
その頃、ドイツリートのお勉強が楽しくて、色々歌っていた。
特に好きだったのは、リヒャルト・シュトラウス (Richard Strauss 1864-1949) の歌曲「Kornblumen(矢車菊)」だった。

その花がどんな花かも知らず、ダーン (Felix Ludwig Julius Dahn,1834-1912) のとびきり美しい詩に惚れ込んでいたのだ。
お花図鑑でその花を見たときは、自分で育てようなどとは考えもしなかったが、それからずいぶん経ってから、セントーレア・モンタナという宿根の苗をお庭に植えた。


《セントーレア・モンタナ 花言葉「繊細な心」「信頼」》



花言葉の通り花弁は繊細で、大きな葉に守られるように咲く花は、気品に満ちている。
私が好きなのは、花が開く前の蕾。
高貴に満ちていて、何処と無くロココ調なムードを漂わせる。

リヒャルト・シュトラウスの歌曲「Kornblumen」の中でも、私が一番好きなのは詩の終わりの4行。


ーDir wird so wohl in ihrer Nähe,
als gingst du durch ein Saatgefilde,
durch das der Hauch des Abends wehe,
voll frommen Friedens und voll Milde.ー



慎ましく、美しく咲く矢車菊。
あの子達は決して手の届かない遠くではなく、そばにいる。
敬虔な平和と安らぎに満ちているそこには、夕風が吹き抜けているー

そんな光景を思い浮かべながら、私は矢車菊の色のドレスで歌った。
いつかまたステージで歌える時が来たら、歌って見たいと思った。
今年最初に蕾をつけた矢車菊 Kornblumenを見ながら、そう思った。


     Kornblumen

詩 ダーン (Felix Ludwig Julius Dahn,1834-1912) 
曲 シュトラウス,リヒャルト (Richard Strauss,1864-1949)


Kornblumen nenn ich die Gestalten,
die milden mit den blauen Augen,
die,anspruchslos in stillem Walten,
den Tau des Friedens,den sie saugen
aus ihren eigenen klaren Seelen,
mitteilen allem,dem sie nahen,
bewußtlos der Gefühlsjuwelen,
die sie von Himmelshand empfahn.
Dir wird so wohl in ihrer Nähe,
als gingst du durch ein Saatgefilde,
durch das der Hauch des Abends wehe,
voll frommen Friedens und voll Milde.

  


Posted by 白谷仁子 at 17:16お花世界の歌園芸楽器