2018年11月11日
活字に憧れた少女たちの夢〜米寿を迎えた恩師への想い。。
本が大好きな女の子もいただろう。
誰よりも早く走れる女の子もいただろう。
歌が得意な女の子もいただろう。
勉強が大好きな女の子もいただろう。
とびきり心の優しい子もいただろう。
夢を叶える選択肢さえ持つことを許されなかった少女たちの想いは、今を生きる人たちに託されている。。。
今日は、高校時代の恩師を囲んで小さなお祝い会をした。
きっかけは、私のリサイタルだった。
いつも私のステージに駆けつけてくれる同級生と相談し、今年米寿を迎える梅本皆代先生を囲んでのお食事会。
《長浜市「扇」》
会場は、先生が教師生活の最後の教え子さんのお店「扇」さん。
おいなりさんの美味しい上品なお店でした。
《色とりどりの一口いなりと家庭的なおかず》
1945年、昭和20年に日本は終戦を迎えた。
その頃先生は今の中学生と同じ年頃。
女性が勉強をしたいと大声で言えなかった当時のことを思い出し、先生はポツリとこんなことを口にした。
「あの頃は、とにかく活字に憧れてた・・・」
終戦を迎えた時、活字に憧れた少女たちはささやかな想いを抱きながら、小さな夢を叶えようと懸命に努力したのだろう。
つい先週末のピアノレッスンで、中学生で、とても頑張り屋さんの生徒とこんな会話があった。
「中間テストが終わったと思ったら、もう期末や・・・」
「まだ2週間あるよ。」
「えーっ、もう2週間しかないって〜・・・」
「知らないことを知る事が出来るって、いいやん。好きなときに本を開く事が出来るって、当たり前のことじゃないんよ。」
「うん。おおばぁちゃんに聞いたことある・・・」
何気ないレッスン前の会話が、今日の先生の言葉と重なって、胸が熱くなった。
《藤居悦子さん作のサンキャッチャー》
教え子一同からのプレゼントは、私もリサイタルの時プレゼントにもらった「サンキャッチャー」。
そのプリズムからは、不思議と元気をもらえる。
先生に、いつまでも元気でいて欲しいという願いと感謝を込めて・・・。
笑いとお話と、時々心を熱くしながら、大切な1日が終わった。
もし、私が先生と同じ時代に生まれていたら?
音楽も、活字も自由に出来なかった時代に生まれていたら?
生きることが精一杯の時代にうまれていたら?。。。
この気持ちを、いつまでも忘れずに歌い続けようと思った。
我が家のエジソン様も、米寿を迎えました。
先月、親戚が集まり、楽しくお祝い会をしました
