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2019年05月10日

ある朝早く。。。〜あのころVol.5 百花繚乱



5月も終わる頃、伊吹の山にはマロニエが花をつける。
お日さまに向かってまっすぐ伸びる花が、人の目を惹かないわけがない。

パリの街路樹の素敵な話を聞いたことがある。
初夏…パリのマロニエは、誰かの心にどんな花を咲かすのだろう。。。


《マロニエ 花言葉「贅沢」》
ある朝早く。。。〜あのころVol.5 百花繚乱


Early in the Morning(ある朝早く)
  ROBERT HILLYER/NED ROREM

Early in the morning
Of a lovely summer day
As they lowered the bright awning
At the outdoor café
I was breakfasting on croissants
And café au lait
Under greenery like scenery
Rue François Premier

ある美しい夏の日の朝早く
通りに面したカフェでは
派手な色の日除けを下ろし始め
僕はクロワッサンと
カフェオレで朝食をとっていた
舞台装置のような緑の木々の下
フランソワ1世通り。

They were hosing the hot pavement
With a dash of flashing spray
And a smell of summer showers
When the dust is drenched away
Under greenery like scenery
Rue François Premier

人々は熱くなった舗道に
きらめくしぶきを上げて水を撒き
ほこりが洗い流されるときに
夏のにわか雨の匂いがした。
舞台装置のような緑の木々の下
フランソワ1世通り

I was twenty and a lover
And in Paradise to stay
Very early in the morning
Of a lovely summer day

僕は二十歳で、恋をしていた
あれはいつまでもいたくなる楽園だった
ある美しい夏の日の
朝とても早く
(訳:栗田 洋)



26歳でフランスに渡り、当時の文学者や音楽家と交流を持ったネッド・ローレム。
当時、彼はとても幸せな恋をしていたのだろうか。。
早朝のパリ、クロワッサンとカフェオレをゆっくり味わう青年。
初夏のマロニエが涼やかに花を揺らす光景が、あまりにも優しすぎる。。。


ある朝早く。。。〜あのころVol.5 百花繚乱


歌いつなぐ日本の歌・心の歌
コンサート「あのころ Vol 5」〜百花繚乱

2019年 5月19日 (日)
14:00 開演 13:30 開場

出演:ソプラノ 白谷仁子 ピアノ 石塚佳絵 コーラス ラ・ルミエール
会場:ルッチプラザ ベルホール310
チケット: 一般 2,000円 高校生以下 1,500円