2019年08月15日
盂蘭盆、真心、ナンキンハゼ。。。
お盆。
綺麗なお花と、普段見かけない人達で華やぐお墓。
久しぶりに会う親戚兄弟と話をしたり、一緒に食事をしたり・・・
お盆はご先祖様が私たちに粋なはからいをしてくれる。
《ナンキンハゼ 花言葉「真心」》

小さい頃は、祖父母や従兄弟たちと会える「親元帰り」が楽しみで仕方なかった。
夏休みの宿題もそっちのけで遊びまわっていた孫たちに、祖母は毎朝言っていた。
「今日はご先祖様にご挨拶したのか?」
戦争から戻るとすぐに病気で寝込んでしまった祖父に変わり、祖母は女手一つで商売を切り盛りし、娘3人を育て上げた。
お盆もお正月も、休みなく商売に励んでいた祖母にとって、お客を迎え入れることは大変なことだったろう。
それでも、周りに特別な気遣いをしているそぶりを見せたことはなかった。
祖母の元には、毎日のように近所や親戚の人が訪れていた。
《ナンキンハゼを慕って寄ってくる蝉たち》

大声で笑い、いいたいことを言い、怒る時は真剣。。
そんな祖母を慕い訪れた人は皆、いつも楽しそうだった。
そこに居るだけで嬉しそうだった。
台風が来る前、買い物に出た先で、1本のナンキンハゼに7匹の蝉がとまっていた。
そのナンキンハゼの木が、私には祖母に見えた。
春夏秋冬、葉色や花、実で人々の目を楽しませるその木は、小さな体をコロコロと動かして一日中働いていた、あの頃の祖母に見えた。
私の祖母の記憶は、42年前、祖母が59歳の時で止まった。
最後のお別れをした時から、祖母の肌着の甘い匂いは、そのまま私の甘い思い出となった。。。
お盆=「盂蘭盆(うらぼん)」はインドのサンスクリット語の「ウラバンナ(逆さ吊り)」、ペルシャ語の「ウラヴァン(霊魂)」からきた言葉。
小さい頃は、お盆といえば、父母の親元に帰れる「楽しみ」の一つでした。
岐阜県のお墓には提灯が飾られ、とても風情がありました。。。