2013年05月14日
琵琶湖と夕日と。。。
ゆっくり、ゆっくり沈んでゆく夕日。
指と指の間に、波と共に滑り込む砂。
誰が作ったわけでも無い、美しすぎる光景を、その瞬間独り占めしたような、微かな興奮をおぼえた。

穏やかな琵琶湖岸に、2羽のアオサギ。
まるで波の色を愛しむように、身動きもせず、ただ沖を眺めていた。
その時、空と波と岸辺とアオサギ・・・
全てが一つの絵になった。
湖面はまるで金色のゼリーみたいにキラキラ光って、私を誘っているようだった。
琵琶湖と夕日と私と・・・一つの絵になりたくて、寄せる波に足を埋めた。
「どうか、この美しい時間がずっと続きますように・・・」
その瞬間、私の想いは一つだった。
Posted by 白谷仁子 at 22:45
│ふるさと