2013年06月16日

ここから。。。

1月27日、北茨城市磯原の海は、静かに穏やかに、雪の粒を受け止めていた。


ここから。。。



なぜ雨情なのか。。。
それは、今になってようやく私の中で鮮明な色を示してきた。

『CD制作』という目標の下、私が足を踏み出した日から2年半近くが経った今、雨情の童謡は、民謡は、私の目に映るふるさとの景色を変えてくれた。



ここから。。。





様々な文献を読み、全ての童謡・民謡を歌った。
小さい頃、母の歌でおぼえた「赤い靴」「七つの子」は、今も自然と口を継いで出てくる。

『歌い継ぐ』『伝える』ということは難しいことではない。
難しいのは、それが『正しいかどうか』ということ。

この世に素晴らしい作品を残してくれた詩人達は、言葉の一字一句に、魂を込めている。
私達再現者は、それを忠実に伝えてゆく義務がある。

それが、親愛なる詩人、そして詩に曲をつけた作曲家に対する、最高の敬意の表明だと、私は思う。

そして、そこからが、自分自身の歌の旅立ちとなる。



ここから。。。





「詩というものは、それを書いた人の名前は忘れられ、その詩だけが残ったとき、はじめて本当のものになる」

雨情が息子である存彌に言い聞かせていたこの言葉には、今、人々に愛され歌い継がれている日本の童謡の本質が込められている。。。


『ものを作る』ということは素晴らしい。
それが何であっても、作る過程で得られるものは、とても大きい。。。

「ここから。。。」
一歩を踏み出した瞬間から、人は変われる気がする。






日向ぼっこのまるちゃんが歌ってます。


ここから。。。



『ぽっぽっぽー はとぽっぽー・・・』

ねぇねぇ、まるちゃん・・・それは滝廉太郎です。。。