2013年09月24日
小さきものの声。。。
小学生の頃、運動会の閉会式に空を飛び交う赤とんぼに気をとられていた。
大人になった今、干したばかりのお洗濯物にとまったアゲハチョウが嬉しくて、次の訪問を期待して待ってみたり。。。
木や花、月や星、そして小さな虫達は、自然という一つの音楽のようだと思う。。。

日本の歌には、唱歌・童謡に限らず、虫たちが度々登場する。
歌の女王といえば、蝶をおいて他にはないだろう。。。
声楽を勉強するようになり、西洋の歌を歌い始めた頃、私は不思議に感じた事がある。
小学校の音楽の授業で輪唱した「虫の声」をはじめ、「でんでん虫」、「ちょうちょう」や「ぶんぶんぶん」・・・
子供の頃に口ずさんだ歌は、「虫」のオンパレード。
つい最近、それを納得させられるような面白い文章を、「武満徹エッセイ選ー言葉の海へ」の中に見つけた。

角田忠信氏の研究によると、同じ脳でありながら、日本人と欧米人では、音を感知する部位が異なっていて、虫の音は日本人では左脳、欧米人では右脳に位置づけられているというのだ・・・
日本人は、「音楽」「西洋楽器の音」「機械音」は右脳、「邦楽器」「虫の音」「言語」は左脳ということらしい。
《秋のエノコログサ》

「音楽に限らず、日本の文化は、自然との同化を目指してきた。」
エッセイの中の短いこの文章は、自分が日本人に生まれたこと、自然の声に囲まれ生きていること、うたを歌えることの幸せを、深く私に感じさせてくれた。
小さきものの声に耳を澄ますことは、自分の心の声に耳を澄ますことだと思う。。。
大人になった今、干したばかりのお洗濯物にとまったアゲハチョウが嬉しくて、次の訪問を期待して待ってみたり。。。
木や花、月や星、そして小さな虫達は、自然という一つの音楽のようだと思う。。。

日本の歌には、唱歌・童謡に限らず、虫たちが度々登場する。
歌の女王といえば、蝶をおいて他にはないだろう。。。
声楽を勉強するようになり、西洋の歌を歌い始めた頃、私は不思議に感じた事がある。
小学校の音楽の授業で輪唱した「虫の声」をはじめ、「でんでん虫」、「ちょうちょう」や「ぶんぶんぶん」・・・
子供の頃に口ずさんだ歌は、「虫」のオンパレード。
つい最近、それを納得させられるような面白い文章を、「武満徹エッセイ選ー言葉の海へ」の中に見つけた。

角田忠信氏の研究によると、同じ脳でありながら、日本人と欧米人では、音を感知する部位が異なっていて、虫の音は日本人では左脳、欧米人では右脳に位置づけられているというのだ・・・
日本人は、「音楽」「西洋楽器の音」「機械音」は右脳、「邦楽器」「虫の音」「言語」は左脳ということらしい。
《秋のエノコログサ》

「音楽に限らず、日本の文化は、自然との同化を目指してきた。」
エッセイの中の短いこの文章は、自分が日本人に生まれたこと、自然の声に囲まれ生きていること、うたを歌えることの幸せを、深く私に感じさせてくれた。
小さきものの声に耳を澄ますことは、自分の心の声に耳を澄ますことだと思う。。。
Posted by 白谷仁子 at 22:32
│自然