
2014年12月31日
うららかに靑い空には陽がてり 火山は眠つてゐた。。。
夢の大きさを秤にかけて
あの夢、この夢、私にとっての一番は・・・
答えはわかっているくせに
懲りずに何度も秤にかける自分がいる。。。

通り過ぎて行くほんの一瞬に、忘れられないほどのきらめきをおぼえる時がある。
それは次の瞬間から、私だけの「夢」へとかわる。
「何かを手に入れたら、何かを無くさなくてはならない。。。」
そう頑なに信じていた頃の自分に「サヨナラ」することができた瞬間、私の中の「夢」は溢れんばかりに増えていった。

強すぎない陽射しの中、「この時が止まればいい・・」と切に願った。。。
時の流れと共に、思い出へと変わって行くいくつかのきらめきは、その瞬間から「夢」となる。
私の心には、一つの詩のフレーズが音楽のようにずっと流れていた。
「うららかに靑い空には陽がてり 火山は眠つてゐた」

のちのおもひに
夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に
水引草に風が立ち
草ひばりのうたひやまない
しづまりかへつた午さがりの林道を
うららかに靑い空には陽がてり 火山は眠つてゐた
――そして私は
見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を
だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……
夢は そのさきには もうゆかない
なにもかも 忘れ果てようとおもひ
忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには
夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらう
そして それは戸をあけて 寂寥のなかに
星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう
〜立原道造 詩集『萱草に寄す』より〜

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あの夢、この夢、私にとっての一番は・・・
答えはわかっているくせに
懲りずに何度も秤にかける自分がいる。。。

通り過ぎて行くほんの一瞬に、忘れられないほどのきらめきをおぼえる時がある。
それは次の瞬間から、私だけの「夢」へとかわる。
「何かを手に入れたら、何かを無くさなくてはならない。。。」
そう頑なに信じていた頃の自分に「サヨナラ」することができた瞬間、私の中の「夢」は溢れんばかりに増えていった。

強すぎない陽射しの中、「この時が止まればいい・・」と切に願った。。。
時の流れと共に、思い出へと変わって行くいくつかのきらめきは、その瞬間から「夢」となる。
私の心には、一つの詩のフレーズが音楽のようにずっと流れていた。
「うららかに靑い空には陽がてり 火山は眠つてゐた」

のちのおもひに
夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に
水引草に風が立ち
草ひばりのうたひやまない
しづまりかへつた午さがりの林道を
うららかに靑い空には陽がてり 火山は眠つてゐた
――そして私は
見て来たものを 島々を 波を 岬を 日光月光を
だれもきいてゐないと知りながら 語りつづけた……
夢は そのさきには もうゆかない
なにもかも 忘れ果てようとおもひ
忘れつくしたことさへ 忘れてしまつたときには
夢は 真冬の追憶のうちに凍るであらう
そして それは戸をあけて 寂寥のなかに
星くづにてらされた道を過ぎ去るであらう
〜立原道造 詩集『萱草に寄す』より〜

夢をみよう。
前をみよう。
前をみよう。
そう思える人と一緒にいる時間を大切にしよう。
時間を大切にすることは
自分を大切にすること。
自分を大切にすることは
あなたの大切な人を幸せにすること。。
自分を大切にすること。
自分を大切にすることは
あなたの大切な人を幸せにすること。。
心の秤は、休む間もなく働き続けるほうがいい。
2015年も、夢多き年に。。。
2015年も、夢多き年に。。。
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