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2016年05月12日

発表会まであと2日!。。。

「あと2つ寝たら発表会。。。」
左手の薬指と小指を押さえながら、小さな「チョキ」を作っていた女の子の右手は、やがてサラサラの髪をかき上げる美しい手となった。

お母さんのお腹の中にいるときから見守ってきた人なつっこい男の子の手は、知らないうちに私の手よりも大きくなっていた。

今まで何度発表会を終えてきたんだろう。
何人の子ども達の成長をみてきたんだろう。
そして・・・どれくらいの幸せを、私はもらってきたのだろう。。。

《ウィーン王宮庭園のモーツァルト像》
発表会まであと2日!。。。




5月14日は、主催する教室の発表会。
今年は大好きなモーツァルトの260歳のお誕生年。
お祝いの気持ちを込めて、今年はモーツァルトの曲をいっぱい集めた。
学生時代、ピアノソナタも歌曲もアリアも、モーツァルトの作品はあまり得意ではなかった・・・私にとって、聴いているよりも実際に演奏する方がはるかに難しかったのだ。
それが今では大好きな作曲家となった。
きっかけはちょうど10年前、生誕250年記念コンサートがあちこちで開催されていた2006年、モーツァルト作曲の「ミサ・ブレヴィス 」と、コンサート形式による歌劇「フィガロの結婚」(伯爵夫人)でソリストをつとめた時だった。
子育て、家事、音楽教室、学校のお仕事に追われながらも、最高に心地良いステージだった。
その直後から、ピアノソナタや歌曲やアリアにとどまらず、「ヴェスペレ K. 339」第5曲『ラウダーテ・ドミヌム』やコンサートアリア集、「エクスルターテ・ユビラーテ」KV.165などの楽譜を買い求めて、宝物のように歌って来た。
今思えば10年間、本番で歌ったのは、コンサートアリア 「Ch'io mi scordi di te?`(どうしてあなたを忘れられよう) KV 505」の他はあまりないけれど、どれもが私にとって大切な曲だ。



発表会まであと2日!。。。





偉大な作曲家、尊敬する作曲家の名前を出しかけたら、数え切れないくらいあふれ出てくる。
でも、私にとって心に優しい癒やしの作曲家は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトだ。。。

私のかわいい教え子たちに、曲選びで何曲か弾いてあげたとき、殆どの子が言った。
「全部好きぃーっ!」

すぐに仕上げてしまった子、間際まで苦戦している子、いろいろだから発表会は思い出深く心に残る。
コーラスユウスゲさんの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、小学生の「ウィーン・ソナチネ」、中学生の「ピアノ・ソナタ」、声楽の生徒さんのスザンナのアリア・・・
モーツァルト以外の作品も盛りだくさん。
今回、素敵なゲストさんの演奏も。。。

お空の上のモーツァルトさんへ・・・
「発表会まであと2日、小さなソリストたちに、どうか勇気と自信と笑顔を。。。」



《モーツァルトさん!?》
発表会まであと2日!。。。





今年も発表会に花を添えてくださる、コーラス・ユウスゲのみなさん、いつもお手伝いして下さる近藤しほり先生、そして今回、素敵な演奏を披露してくださるゲストの石塚佳絵さんに、心から感謝を込めて・・・当日私から、モーツァルト作曲「エクスルターテ・ユビラーテ」KV.165から「アレルヤ(主をほめ賛えよ)」を。。。


「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」







Posted by 白谷仁子 at 15:06 │音楽教室