
2013年11月26日
「夢」を持つ。。。
栗の実は「秋の美味しい」を代表する食べ物。。
焼いても煮ても、スィーッに変身しても・・・とっても美味しい。
食べ物が豊富ではなかった時代の日本でも、木の実は山の神様からのプレゼントだった。。
子供達にとって、イガイガとした毬状の殻斗を取り除いた山栗・柴栗を、囲炉裏端を囲み、家族で食べるのはさぞ楽しかったと思う。

里の秋
斎藤信夫/詞・海沼 実/曲
1 静かな静かな 里の秋
お背戸に木の実の 落ちる夜は
ああ母さんと ただ二人
栗の実煮てます いろりばた
2 明るい明るい 星の空
鳴き鳴き夜鴨の 渡る夜は
ああ父さんの あの笑顔
栗の実食べては 思い出す
3 さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて 帰られる
ああ父さんよ 御無事でと
今夜も母さんと 祈ります
もう10年以上前、小学校で「敬老の日コンサート」で『里の秋』を歌わせてもらった。
教務主任の先生からのリクエストだった。
歌い出した途端、殆どのおじいちゃん、おばあちゃんはハンカチで目を覆っていた。
大切な人を、ただただ待った経験は、今も「寂しく悲しい思いで」として、胸に生き続けているのだと、歌いながら強く感じた。
その後私は、「里の秋」に4番と5番の歌詞があったことを知った。
(「星月夜」という詩を、付曲の際に3番を斎藤信夫自身が書き直した)
今夜の最後のレッスンで、生徒とそのお母さんと「夢をもてることの幸せ」について数分間はなした。
たった1曲の歌が、私達に教えてくれることは沢山ある。
その歌を表現する私達は、もっともっと学ばなくてはならないことがあるはずだ。。。