
2017年04月13日
行く末は誰が肌ふれむ紅の花。。。
「行く末は誰が肌ふれむ紅の花」(松尾芭蕉)
若き指先は、何を思い、何に憧れ、ただひたすらに紅の花を摘んだのだろう。。
《 CLARINS コンフォートリップオイル #02》

初めてお化粧をした時の違和感は、今でも鮮明におぼえている。
高校を卒業してすぐ、私は友達と化粧品メーカーの講習会に出かけた。
出来上がった自分の顔は、とてつもなく居心地が悪く、家に戻るや否や、ごしごしと濡れタオルで化粧を拭き取った。
そんな自分が今では懐かしくて仕方がない。。
四月。。
慣れない手つきでルージュをひいた女の子達も、じきに化粧をすることも、化粧をした自分の顔にも慣れてしまうだろう。
「行く末は誰が肌ふれむ紅の花」
当時お金になった山形の紅花を、一心に摘んで働いた農家の娘達は、都で見るような華やかな着物を身につけることも、紅をさすことも無かっただろう。
自分達が荒れた指先で摘んだ紅花が、美しい染料や化粧の材料になることを、娘たちは知っていたのだろうか。。。
芭蕉の見た、美しく儚げな光景が浮かんでくる。
自分に似合う化粧を知っている人は、本当に綺麗だ。
それは自分を大事にすることにも繋がっているように思う。
今、私のまわりには、そんな人がいっぱいいる。
先日、少し遅れて、下の娘が誕生日プレゼントをくれた。
それはほとんど色の付かない、とても居心地の良いリップオイルだった。